民族時報 第890(99. 8. 1)


 

 インタビュー

 

 統一マダン神戸の崔孝行実行委員長に聞く

 

 ――統一マダン神戸が三回目を迎え、同胞ら五千人が詰めかけるなど、盛況のうちに終えた今の感想を……。

 「成功的にやり終えた達成感がある。その一つ目に、神戸の地で自主・民主・統一運動を幅広く展開することができたことだ。二つ目に、従来の場所から新長田駅前広場に場所を移し、北韓同胞への食糧支援のためのフリーマーケットなど趣向を変えた取り組みを積極的に取り入れ、地域同胞らの協力で大きな成果を得たことだ。その意味で、来年以後の統一マダン開催の担保を築くことができたと思っている。その一方で、マダンを進める過程で不足点や不備も明らかになった。それを留意しつつ、来年は今年以上のすばらしいマダンを作っていくつもりだ」

 ――今年の統一マダンの特徴点は何か。

 「はっきり言ってわれわれの組織力量は小さく、地域で十分な組織運動を展開できる状況にはないが、その限られた力量のなかで、自主・民主・統一運動を進めるうえで、統一マダンを開いてきた。今年で三回目になるが、着実に地域に浸透、定着していることを実感している。小さい力量であるために、横のつながりを大切にしながら、早くから企画を立てる一方、宣伝、渉外など一人一人の役割をはっきりさせ、お互いに励まし、協力し合って進めてきた。それが第一の特徴点だ」

 「第二に、過去二回のマダンに比べて、参加した地域同胞の数が非常に多かったことが挙げられる。比較的同胞数の多い長田区内の駅前で開いたということもあるが、それ以上に、二回開いてきた実績と経験、そして地域同胞への粘り強い宣伝が今日の結果を引き出したのだと思う。最後に、韓青同兵庫県本部のメンバーの組織的で、献身的な頑張りが何より大きな支えになった」

 ――統一マダンを開くにあたって、地域でどのような取り組みを進めてきたのか。

 「先ほど指摘したように、フリーマーケットが初めての試みだっただけに、気苦労もあったが、ビラやポスターを約千枚配るなどして粘り強く地域に呼びかけたほか、インターネットを通して趣旨を伝えるなどした結果、四十五店が出店してくれ、好評を博した。快く協力してくれた地域同胞や日本の市民団体のみなさんに感謝したい。とくに、フリーマーケットを通して、新しい人びととの出会いが実現し、今後の組織運動の広がりをつくるうえで、大きな成果を得ることができた」

 ――八・一五統一行事の成功に大きな弾みになったと思うが、これからの取り組みについて。

 「今回のマダンでは多くの地域同胞が参加し、同胞の統一と団結を作り出すことができた。それが、今回のマダンの最大の成果だ。われわれは長い間、自主・民主・統一運動を通して南北・海外の同胞が一つになることを運動目標にしてきたが、『統一』を地域のなかから作り出す、一つの出発点になったと思う。こうした成果を、八・一五統一行事に全面的に反映させるように努力していきたい。具体的に言えば、マダンの成果を踏まえ、板門店に兵庫本部からも代表を派遣するともに、われわれも八・一五統一行事の成功のために、地域活動を積極的に展開する決意だ」

 (朴悠道記者)

 


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