民族時報

民族時報 第1239号(13.07.01)


【資料】

内外の全同胞に送るアピール

 六・一五共同宣言実践南側、北側、海外側委員会は六・一五共同宣言発表十三周年記念民族統一大会(六月十五日、開城)の開催に合意し準備を進めてきたが、南北当局会談(六月十二日、ソウル)が取りやめになり、同行事を不許可とした韓国政府の方針がまったく変わらない状況のもとで、地域別に分散して開催せざるをえなくなった。南側、北側、海外側委員会が十四日に共同で発表した「内外の全同胞に送るアピール」を紹介する。

 今日、私たち同胞は、この地の空に色濃く立ちこめている軍事的緊張と対決の暗雲を払いのけ、南北関係の改善と平和統一の実現の新しい活路を果敢にきり開こうとする並々ならぬ覚悟と高潔な志を抱き、六・一五共同宣言発表十三周年を迎えている。

 歴史的な六・一五共同宣言の発表は、半世紀以上の長きにわたって続いてきた不信と対決の歴史に終止符を打ち、民族の和解と団結、統一と平和繁栄の新しい時代を開いた民族史上の大事変だ。

 六・一五共同宣言の発表以後、南と北、海外のすべての同胞は、以前には想像さえ出来なかった驚くべき成果を相次いで示した。

 途切れた民族の血脈と地脈は再びつながり、六・一五の大道を通って南と北の広範な各階層が互いに往来して同胞愛を分かちあい、全世界が見守る中で統一大祝典を開き、「私たちは一つ」であることを誇り高く宣言した。

 あまりにも長い歳月、生死すら知らず、分断の痛みで涙に暮れて生きてきた南と北の離散した家族、親族たちが感動的な再会を果たしたのも、六・一五時代がもたらした貴重な成果だ。

 さらに加えて「国の統一問題を、わが民族どうし力を合わせ、自主的に解決していこう」という六・一五精神は、一〇・四宣言の採択によって、より幅広く力強く推進できる確固たる展望が開かれることになった。

 しかし、過去の五年間、六・一五精神が否定され、軍事的緊張と対決が激しくなる中で南北関係は、日々悪化の一途を歩むことになり、六・一五時代の象徴である金剛山観光は中断され、開城工業地区まで存立の危機にさらされることになった。

 特に内外の大きな期待と関心を集めた南北当局者会談は、スタートを切ることすらできずに霧散し、開城での六・一五民族共同行事も一同に会して開くことができなくなった。

 これは、南北関係の改善と開城工業団地の正常化、金剛山観光の再開、離散家族の再会などを待ちこがれた民族の期待に、冷水を浴びせることにほかならない。

 民族共同の統一大綱であり里程標である六・一五共同宣言を守り履行していくならば、平和と統一繁栄の大きな道が開かれるが、六・一五精神を否定すれば、不信と対決の冷戦時代に戻るしかないというのが、過去五年の歳月と今日の現実が私たちに与えた骨身にしみる教訓だ。

 歴史的な南北宣言を尊重し履行する道に民族の明るい未来があり、今日の先鋭化した難局を打開していく唯一の出口がある。

 もうこれ以上、反目と敵視、同族対決の歴史を繰り返さず、南北共同宣言の軌道に乗せて、自主統一と平和繁栄の機関車を力強く前進させていかなければならない。

 「六・一五共同宣言と一〇・四宣言を尊び、徹底的に履行していこう!」

 「南北共同宣言履行のためのすべての活動を支持し、全同胞が共同宣言履行に力強く立ち上がろう!」

 「国の統一問題を、わが民族どうし力を合わせて、自主的に解決していこう!」

 国の平和と民族の安寧は、すべての同胞の一貫した志向であり念願だ。

 核の惨禍は言うまでもなく、平和と安全を脅かすすべての脅威から、同胞の命と暮らしを守るのは、統一運動が堅持しなければならないもう一つの崇高な使命だ。

 「内外の全同胞が、全民族を挙げた反戦平和運動に、力強く立ち上がろう!」

 「この地における軍事的緊張を緩和し、恒久的な平和体制の樹立のために、全同胞の力を集めよう!」

 南と北、海外の全同胞が固く団結することが、この地の平和を守護し、統一運動を発展させていく近道だ。

 私たちが主張する団結は、六・一五精神の下、どのような障害が立ちふさがろうとも変わらずに結ばれる堅固な団結であり、自主統一と平和繁栄を志向していく愛国の団結だ。

 「党派と所属、主義主張と官民の枠から抜け出し、平和と統一のために心と思いを合わせていこう!」

 「南北共同宣言履行のための連帯運動を活発に行い、各界各層の往来と出会いを再開し、多様な統一のための会合で、民族の大団結をより一層強く固めていこう!」

 六・一五共同宣言実践民族共同委員会は、南北共同宣言を実践して民族の和解と団結、平和と統一を成し遂げることを使命とする全民族的な統一運動連帯組織だ。

 私たちは祖国統一の前途に、大きな障害が立ちふさがる中でも、民族の和解と団結を追求してきた、誇らしい成果と立派な経験を有する統一運動の先鋒(せんぽう)組織だ。

 再び分裂と対立にひた走るこの地の現実を前にして、六・一五共同宣言実践民族共同委員会は、南北関係の発展と祖国統一の新しい局面をきり開くために、より力強く努力していくだろう。

 「六・一五共同宣言を支持し国の統一を願う内外の各階層団体と人士はみな、六・一五民族共同委員会の活動を共に展開しよう!」

 「もう一度、六・一五の熱風を巻き起こし、第二の六・一五時代を切り開こう!」

 二〇一三年六月十四日

 六・一五共同宣言実践南側委員会

 六・一五共同宣言実践北側委員会

 六・一五共同宣言実践海外側委員会


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