民族時報 第1225号(12.06.15)


【資料】

    平和と自主統一のための時局アピール

 

 汎民連南側本部や韓国労総、四月革命会など十八の市民社会団体は五月二十三日、ソウル市内で李明博政権の五・二四措置二周年を迎え、「五・二四措置撤回、対北敵対政策廃棄、韓米軍事演習中止、六・一五、一〇・四宣言履行―平和と自主統一実現のための時局アピール」を発表した。要旨を紹介する。

 

 かつて民族の和解と協力、平和と統一繁栄へと向かっていった南北関係が、今日に至っては百薬も効かない極限の対決状況に陥りました。

 実際、戦争をほうふつとさせる韓米合同軍事演習が四年間、波状的に強行され、北を刺激する発言が連日わき起こっています。北の軍事行動と従北左派論争を助長することが、セヌリ党の執権を狙う不純な政治的計算によるものだということは、幼い子供も皆知っている事実です。

 青瓦台の権力の座は交代させられても、民族は永遠であり、統一の民意は常にとうとうと流れています。

 ここに戦争の危険を根本的に除去して、南北共同宣言で和解と統一をなし遂げようという切迫した念願を込めて、時局要請文を申し上げます。

 第一に、南北が最悪の対立局面に達したのは、李明博政権が六・一五共同宣言、一〇・四宣言に背き、体制対決に乗り出したことによります。

 南北共同宣言は、昨今の軍事衝突危機を解消し、平和統一と繁栄へ向かう唯一の出口です。政権が変わったとしても、信義と誠実の義務を果たす責任があります。

 第二に、統一問題は政権維持の政略的手段ではなく、祖国と民族の運命がかかった問題です。

 分断は対決そのものであり、停戦協定は戦争行為の一時的な中断状態であるため、統一問題をどのように扱うかにより民族の運命が左右されます。ゆえに南北は自主・平和統一・民族大団結の祖国統一3大原則、南北間の和解と不可侵および交流・協力に関する合意書、六・一五共同宣言と一〇・四宣言などの歴史的合意を通じて、政治軍事的対決の終息と民族和解、緊張緩和と平和保障、多角的交流協力と民族共同の利益と繁栄の事業、平和統一の実現などを合意してきました。これが愛国であり民族愛です。統一が飯であり平和です。

 第三に、五・二四措置を即時廃棄しなければなりません。

 五・二四措置はばく大な経済損失であるだけでなく、対話と交流協力を遮断し、対決と不信を助長するだけです。五・二四措置はもう一つの休戦ラインであり、分断の障壁です。

 第四に、親米は滅びの道であり、自主は民生と平和統一へ向かう道です。

 全世界で打ち上げられた衛星の数が六千を超える今、最近アリラン衛星三号を打ち上げた政府が、唯一、北の宇宙空間主権と実用衛星保有権を否定し、対北制裁に出たことは自家どう着にほかなりません。

 第五に、民衆の力で、「わが民族同士」で反統一勢力を審判し、統一の世の中を切り開きましょう。

 民族自主、愛国愛族のすべての良心よ、近づきつつある六・一五、八・一五のたびに、統一闘争の喚声を大きく結集していきましょう。平和と統一、民主民権と民生の回復のために「団結すれば勝ち、分裂すれば滅びる」が真理であることを改めて胸に刻み、再び反統一・反民主・反民衆政権が足を踏み入れられないように、この五年間の暴政への怒りを結集して、二〇一二年を何としても勝利の年にしていきましょう。そして、戦争と分断の時代を終わらせ、平和と統一の時代を力強く切り開きましょう。

一、民衆が先頭に立ち、わが民族同士で大団結し、六・一五共同宣言、一〇・四宣言を固守履行しよう。

一、南北関係を破たんさせ、軍事衝突をあおる戦争対決政権を審判しよう。

一、南北関係破たんの決定版、五・二四措置を解除せよ。

一、停戦協定を廃棄し、平和協定を締結せよ。

一、側近の不正、違法査察、これ以上我慢できない。李明博政権は出ていけ。

一、国民の血税を降り注ぎ、朝鮮半島を戦場にしようとする韓米軍事同盟を解体せよ。

一、統合進歩党への公安弾圧をやめさせ、進歩改革連帯で大統領選挙に勝利しよう。

一、千秋の恨を晴らそうとするならば、団結して闘争し、闘争して勝利しよう。

二〇一二年五月二十三日


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