民族時報 第1225号(12.06.15)


【記事3】

    元在日韓国人政治犯問題を考えるシンポ

 

 元在日韓国人政治犯の再審請求・裁判が相次ぐなかで、「在日韓国人『スパイ』ねつ造事件を考える―はじまった再審裁判と日本の責任」シンポジウムが九日、東京都府中市の東京外国語大で開かれた。同大の中野敏男研究室が呼びかけた。

 シンポでは、李錫兌担当弁護士が「再審裁判の現況と展望」、同大の李ヤ京非常勤講師が「『スパイ』ねつ造事件の歴史と背景」、田中宏一橋大名誉教授が「日本の責任と原状回復への課題」をテーマにそれぞれ報告した。

 また先日、再審無罪が確定した元在日韓国人政治犯の尹宗憲氏(五十九歳 奈良市在住)、金東輝(五十八歳 大阪市在住)、最高裁係争中の金整司(五十七歳 埼玉県秩父市在住)の三氏が発言し、過酷な拷問の実態や再審裁判の状況などについて語った。そのうえで、進行中の再審裁判への支援を訴えた。

 この後、韓国良心囚を支援する会全国会議の渡辺一夫代表らが政治犯救援運動の歴史について報告した。


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