民族時報 第1225号(12.06.15)


【トップ記事】「朝鮮半島に平和と統一を」

    統一マダン生野、神戸開く

 

 六・一五共同宣言発表十二周年を迎え、三日に「民族はひとつ、祖国はひとつ、同胞はひとつ、第十九回統一マダン生野」(主催:同実行委員会)が大阪市生野区の新今里公園で、「第十六回統一マダン神戸」(主催:同実行委員会)が神戸市長田区の若松公園でそれぞれ開かれた。地域同胞や日本の市民らが多数参加し、多彩な出し物が発表されたほか、さまざまな屋台が並び、参加者らでにぎわった。

 

 統一マダン生野では、地域同胞や日本の市民ら約三千五百人が参加し、東大阪朝鮮中級学校民族楽器部メンバーの演奏、沖縄民謡、朝鮮舞踊が披露された。

 姜明寿実行委員長(韓統連大阪本部副代表委員)は「一日も早く南北の軍事緊張を緩和させ、停戦協定から平和協定に転換させなければならない。統一マダン生野から、その声をあげていこう」とあいさつした。社民党の服部良一衆議院議員が連帯あいさつしたほか、北側オリニ栄養パン工場韓国事業本部からアピールがあった。

 続いて、世界的なパフォーマーである金昌幸さんのディアボロ(大道芸)とラップが披露された。

 特別ゲストにモンダンヨンピル(ちびた鉛筆)共同代表の権海孝さん(俳優)のトークショーがあり、韓国内でのモンダンヨンピルの活動紹介や、民族教育への思いを語った。また大震災で被災した東北朝鮮初中級学校から招いた金鉉太先生と生徒三人が、全国の同胞や日本人から送られた支援に感謝を述べた。

 最後に、韓青大阪府本部がプンムル(民族楽器演奏)を発表、参加者全員で「ウリエ・ソウォン」を合唱した。

 会場には焼肉、ビール、チヂミなど各種出店が並び、ウリ選挙在日参与センターが会場周囲にのぼりを立ててブースを設置、地域同胞に十二月の韓国大統領選挙への投票を訴えた。

 統一マダン神戸では地域同胞ら約三千人が参加した。

 崔孝行実行委員長(韓統連兵庫本部代表委員)は「阪神・淡路大震災を経験した私たちは、東北の被災者のみなさんに震災後の日々をともに生きる者として、私たちの心と力を届け続けていこう」とあいさつし、「朝鮮半島では軍事的緊張が高まっている。在日同胞も韓国大統領選挙に投票できるようになり、私たちの一票が朝鮮半島の平和と統一を作り出す」と投票を呼びかけた。

 北側オリニ栄養パン工場韓国事業本部関係者のあいさつや韓青・朝青の共同アピール、ウリ選挙在日参与センターのアピール、朝鮮高校無償化問題に関するアピールが行われた。

 ステージでは韓青兵庫県本部のプンムルなど多彩な文化発表があったほか、会場周囲にはチヂミなどの韓国料理や世界各国の料理の屋台が並んだ。

 神戸市長田区在住の成某氏(五十三歳)は「実行委員会の努力で毎年このようなすばらしいマダンが開かれ、すごいことだと思う。これからもがんばってほしい」と語った。

 両統一マダンには、六・一五共同宣言実践日本地域委員会が後援した。


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