民族時報 第1200号(11.03.15)


【声明】

侵略的な韓米合同軍事演習を中止せよ


 二月二十八日から四月末まで、韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」と「フォール・イーグル」が実施されることに関連して、韓統連は同日、声明「侵略的な韓米合同軍事演習を中止せよ」を発表した。全文を紹介する。


 韓米両国は、朝鮮半島の戦争危機を招く軍事演習への強い反対世論にもかかわらず、二月二十八日から四月三十日まで、韓米連合戦時増援演習「キー・リゾルブ」と野外機動演習「フォール・イーグル」を開始した。今回の軍事演習には、横須賀基地を拠点にする米第七艦隊から空母を派遣し、駐韓米軍と朝鮮半島以外の米軍一万二千八百人と、韓国軍二十万人が動員される。史上最大規模の戦争演習だ。さらに、今回の演習は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の大量破壊兵器を除去する演習を拡大強化し、北朝鮮の急変事態と局地戦に対備した演習に比重を置くとし、南北の軍事緊張がかつてなく高まっている。

 韓米が仮定している急変事態とは、北朝鮮の政権交代と脱北事態、大規模な自然災害などだ。すなわち、自然災害などを口実に戦時ではない平時に、北朝鮮の内政に奥深く軍事介入し、北朝鮮の体制を崩壊させるという侵略戦争演習だ。また、局地戦に対備した訓練強化は、これから朝鮮半島のあちらこちらで軍事挑発を敢行するという露骨な戦争計画だ。

 紛争の火種を抱えている西海上で昨年、北朝鮮を仮想敵として実施された韓米合同軍事演習は、延坪島砲撃戦を引き起こし、この事件が朝鮮半島に一触即発の戦争事態をもたらした事実は、いまだにわれわれの記憶に痛ましく残っている。李明博政権は、南北対決政策で貴重な生命が失われ、不信だけが増幅されたという事実を教訓にしなければならないだろう。

 戦争演習で被害を受けるのはわが同胞であり、祖国の地だ。李明博政権は北東アジアへの覇権掌握に血眼になっている米国の利益のために追従、共助し、国軍を動員して同族を標的にした侵略戦争演習をただちに中止しなければならない。韓米合同軍事演習の強行は、朝鮮半島の軍事緊張を高めるだけでなく、再び南北の軍事衝突を引き起こす危険性が高い。それだけでなく、戦争危機をあおる韓米日軍事一体化強化の策動もただちに中止しなければならない。戦争はわが民族の滅亡を招くだけだ。

 われわれは、戦争ではなく対話で問題を解決することを要求する。六・一五南北共同宣言と一〇・四宣言の履行、朝米対話と六者協議で、南北関係の改善と朝鮮半島の非核化問題を平和的に解決できる。重ねて強調する。平和を破壊する戦争演習ではなく、対話で問題を解決することを要求する。

 一、韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」と「フォール・イーグル」を即刻中止せよ。

 一、韓米日軍事同盟強化に反対する。

 一、李明博政権は戦争策動を中止し、南北対話を行え。

 二〇一一年二月二十八日

 在日韓国民主統一連合


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