民族時報 第1195号(10.12.15)


【資料】

郭東儀・韓統連最高顧問のあいさつ

 皆さん、お会いできてうれしく思います。

 韓青結成五十周年を心からお祝いいたします。この場に立って、韓青結成当時の感激と感動がよみがえり、感慨無量です。

 ご存知のとおり、韓青は一九六〇年の四月革命で李承晩政権を打倒した後、民主化と祖国統一の機運が非常に高まっていたなかで結成されました。

 韓青の結成は巨大な歴史的意味を持っております。韓青が結成されたことによって、在日同胞を基盤とした海外で、民族民主運動を力強く展開していくことができる主体ができあがっていきました。

 韓青は祖国統一の主体としての誇りと自負心をしっかり堅持し、過去五十年間、変わることなく自主・民主・統一の旗を高く掲げて果敢に闘争することによって、金大中元大統領の救出や朴正煕、全斗煥、盧泰愚の軍事独裁を倒すのに大きく寄与し、一九九〇年代に入ると、汎民連の三者連帯運動、そして二〇〇〇年代は六・一五共同宣言と一〇・四宣言の固守・貫徹運動を活発に展開し、多くの成果をあげました。

 しかし、韓青が歩いてきた道が決して平たんでなかったことを、私たちはよく知っています。歴代独裁政権は祖国往来の遮断、謀略と中傷、公安事件ねつ造など、あらゆる手段を動員して絶えず韓青を威嚇してきました。

 しかし、韓青は栄えある祖国統一の戦士としてまったく動揺することなく、韓青の伝統と民族民主運動、すなわち自主・民主・統一の大義を守ってきました。わたしは韓青を創立した者として、皆さんと一緒にこのことを大いに誇らしく思いつつ、文世賢中央本部委員長をはじめ韓青幹部と盟員、そして過去、韓青で自らの青春を燃やしたOB・OGに深い感謝の念を表します。

 皆さん。現在、私たちの祖国は一触即発の戦雲に覆われています。直接的な原因は、韓国軍と米軍の絶え間ない挑発に対する北の対応射撃を口実として、先月二十八日から十二月一日まで西海で韓米合同北侵軍事演習を展開したことにあります。軍事演習は実戦を彷彿(ほうふつ)とさせるものでありました。

 幸い戦争につながることはありませんでしたが、十二月三日からは場所を東海と沖縄周辺に移して北の「有事事態」に備えるという目的で、米軍と日本の自衛隊が合同軍事訓練を展開しています。この訓練に韓国軍はオブザーバーとして参加しています。これは韓米日三か国の軍事同盟が、限りなく強化されつつあることを示すものです。

 私たちはこのような戦争策動に最高度の警戒心を持つべきであり、戦争を防止して平和を守るために、あらゆる手を尽くして努力しなければなりません。祖国の確固たる平和体制を樹立するためには、停戦協定を平和協定に変えなければなりません。

 最後にわたしはもう一度、韓青五十周年を熱烈に祝い、この記念式を契機に韓青がいっそう、強化・発展していくことを切に望みながら、あいさつを終えます。


[HOME] [MENU] [バックナンバー]