民族時報 第1193号(10.11.15)


60年ぶりに涙の再会

    金剛山面会所で南北離散家族再会事業

 朝鮮戦争などで生き別れになった南北の離散家族が第一陣(十月三十―十一月一日)と第二陣(十一月三日―五日)のそれぞれ三日間、金剛山の離散家族面会所で約六十年ぶりに涙の再会を果たした。離散家族の再会事業は昨年秋以来。

 第一陣は十月三十日、韓国側の家族四百三十六人が北朝鮮側の再会対象者九十七人、同伴家族十三人と面会した。家族らは四回の個別・団体面会や二回の合同食事会を開き、互いの消息を確認し合った。韓国赤十字社の劉ジョンハ総裁は「分断による苦痛、離散の痛みはどのような政治的状況ともかかわりなく、純粋な赤十字人道主義の原則のもとに持続的になし遂げられなければならない」と語った。

 最終日の十一月一日は、家族らが抱き合って別れを惜しみ、涙をぬぐう場面が多く見られた。

 第二陣は同三日、北朝鮮側の家族二百三人が韓国側の再会対象者九十四人、同伴家族四十三人と面会した。家族らは第一陣と同様、四回の個別・団体面会や二回の合同食事会を開き、再会の喜びを分かち合った。

 朝鮮赤十字会の崔成益副委員長は同四日、「生き別れになった家族や親せきの意義深い再会の場、民族の団結・和解の象徴として金剛山が今後も光り輝くよう皆が力を傾けなければならない」と述べた。

 同五日午前、一時間の面会を最後に、家族らは別れを惜しみながら南北にそれぞれ戻った。


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