民族時報 第1173号(09.12.15)


【記事5】共通理解得た

    オバマ政権で初の朝米対話

 米国のスティーブン・ボズワース対北朝鮮政策特別代表が、八日から十日までの日程でピョンヤンを訪問、北朝鮮の姜錫柱外務第一次官、金桂寛外務次官らと会談した。

オバマ政権発足後、米政府高官の訪朝と朝米の高位級会談は今回が初めて。

 ボズワース代表は北朝鮮訪問後、十日にソウルで記者会見を開き、「今回の北朝鮮訪問はとても有意義であり、われわれは率直かつ真摯(しんし)に意見を交換することができた」「六者協議の必要性と役割に対して、また、二〇〇五年九月の共同声明履行の重要性に対して、ある程度、共通の理解に到達した」と明らかにした。一方で、「北朝鮮が、いつ、どのような形で六者協議に復帰するのかは、もう少し注視する必要がある」と語った。

 ボズワース代表は、「平和協定の論議の可否」に関する質問に対し、「われわれは、二〇〇五年九月の共同声明のすべての要素について論議した」と明らかにし、「すべての要素とは、非核化だけではなく、平和体制、そして六者協議当事国間の関係正常化、経済的な支援などをすべて含めている」と説明した。しかし、平和体制の論議開始の時期などに関しては、「いったん、六者協議が再開されれば、そして、非核化に対する論議に進めば、われわれが朝鮮半島の平和体制を論議する準備が整うだろう」との立場にとどまった。また、南北首脳会談にかんする論議はなかったことを明らかにした。

 今回の会談について北朝鮮側からの公式論評はまだないが、六者協議復帰について、金正日国防委員長は十月に訪朝した中国の温家宝首相に対して「朝米協議の結果を見て決める」と述べている。


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