民族時報 第1155号(09.03.15)


【就任辞】

    

孫亨根新議長の就任辞

 代議員のみなさん!

 わたしは、ここに結集したすべての同志たちからの韓統連議長への就任要請を、厳粛な思いで受諾することを表明します。

 栄光の歴史を持つ韓統連はわたしたちの誇りであり、希望です。

 朴正煕軍事独裁のファッショ弾圧が吹き荒れ、銃剣によってすべての自由が封鎖され、沈黙が強要されていたとき、わたしたちは独裁打倒のたいまつを灯し、韓国民主回復統一促進国民会議(韓民統)結成の旗を高く掲げました。

 全斗煥軍部独裁が光州であらゆる蛮行をほしいままにして、数多くの愛国者を虐殺したとき、わたしたちは天を突くような怒りで独裁者の暴虐を全世界に告発し、数年間の激烈な闘いで、独裁者どもを権力の座から引きずりおろしました。

 彼らだけではありません。光州虐殺の背後に米国があったことを暴露して、反米自主化の道を提示したのも、やはりわたしたち韓民統でした。

 反米自主化の路線をより明確にすることで、韓民統を韓統連へと改編したわたしたちは、一九九〇年には北部祖国の地に初めて立ち、ピョンヤンを経由して板門店で開かれた第一回汎民族大会に参加し、南北海外がともにする挙族的な統一運動の始まりを内外に宣布しました。

 歴史的な六・一五共同宣言が生み出される原動力もやはり、韓統連が主導的に参加した汎民族大会をはじめとする統一運動だといっても過言ではありません。

 金政夫前議長が指導した五年間、韓統連は力強く前進し、一層発展しました。統一運動は郭東儀常任顧問が共同委員長を担われる六・一五共同宣言実践民族共同委員会が、南北海外を網羅する最大の結集軸となることで、飛躍的な発展を実現しました。日本政府の敵対的な朝鮮半島政策を転換させる運動を強化して、六・一五共同宣言に基づく和合の精神を在日同胞社会に浸透させる事業でも少なくない成果をあげました。

 また、済州島四・三民衆抗争記念行事など、数度にわたって故国訪問団を組織し、精力的な交流活動を通じて祖国とのきずなを強固にし、同時に韓統連の地位を一層高めました。

 三十六年にわたる韓統連の栄光の歴史は、ここに結集した同志と、韓統連を愛する同胞と、韓統連に連帯してくださった日本人のみなさんの、血と汗でなしとげたものです。そして、歴代議長の卓越した指導力があってこそ、可能だったのです。

特に金政夫同志は、一世から二世への世代交代という非常な困難を克服して、韓統連運動を継承し、発展させました。

 しかも任期後半には病魔と闘いながらも、運動に対する熱い情熱で、指導責任を立派に果たしました。金政夫同志に限りない同志愛で、敬意と感謝を送ります。

 代議員のみなさん!

 李明博政権が発足して一年間、わたしたちはくやしさと怒りで毎日を送りました。李政権の極端な対外依存型経済は、世界経済危機の余波で崩壊し始めました。しかも李政権の財閥と外国資本への優遇政策で、庶民は生存の危機に直面しています。また李政権は六・一五共同宣言と十・四共同宣言に反対して、南北関係を最悪の対立状態に追い込んでいます。

 いま韓国国会では、李政権がクーデター式の強硬手段で、反民主的な「MB悪法」を成立させようと躍起になっています。一言でいって、李政権は歴史を逆転させようとしているのです。

 李政権は在日同胞の和合にも大きな障害物になっています。

 歴史にも意志があるといいます。李政権は歴史の意志に逆らっているのであり、そういう政権は長くは続かないでしょう。わたしたちが歴史の意志にしたがって決意し、団結して闘争するなら、必ず勝利するでしょう。

 当面してわたしたちは、国内の民衆の闘争に歩調を合わせて「民生・民主・平和・統一のための百日間運動」を全力で展開します。

 妥協のない徹底した闘争を展開すれば、情勢は必ず転換できます。それをだれがするのでしょうか。長い闘争の歴史を誇る韓統連以外にありません。

 韓統連の大衆基盤である在日同胞に徹底的に依拠して、在日同胞とともに百日間運動を力強く展開していきましょう。

 代議員のみなさん!

 韓統連が目指すのは、「東湖先生が『愛国論』で指摘したように、人類の理想社会を祖国に建設することです。

 したがって、韓統連の活動家は、一人ひとりが愛国志士だと言えます。わたしたちは愛国の心情で結ばれた自主的に決意した団体です。

 わたしは、韓統連の崇高な目的を達成するために、今日から同志のみなさんの先頭に立ちます。

 「ひとつになれば生き、別れれば死ぬ」という言葉があります。何よりも強い武器は、まさに団結の力です。

 同志のみなさん!

 熱い同志愛でひとつになれば、わたしたちは必ず勝利するでしょう。

 最後にわたしは、同志らの期待にこたえて、全力で重責を遂行することを再度明らかにして、就任辞を終えます。

 ありがとうございました。


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