民族時報 第1137号(08.06.01)


【記事4】

    韓国良心囚支援訴え08年運動の出発集会

 韓国良心囚を支援する会全国会議(全国会議)は五月二十三日、都内の文京区民センターで「二〇〇八年全国運動出発集会」を開いた。集会では渡辺一夫代表が「今年は四・三事件から六十年を迎える年だが、国家保安法はその年の十二月一日に制定され、六十年間生きながらえている」と指摘しながら、「李明博政権のもとで、歴史の逆戻りを許してはならない。国家保安法の撤廃と良心囚の釈放をかち取っていかなければならない」と主催者あいさつした。

 立教大学大学院生の李ヤ京氏が「在日『韓国人政治犯』とは―その歴史の今日的意味」と題して講演した。李氏は歴代の政権が民主化・統一運動を弾圧し、在日同胞社会を統制し、政権の安定と維持のために、国家保安法を乱用してつくりだしたのが在日韓国人政治犯であるとし、こうした国家暴力を繰り返さないためにも過去の事件の真相究明をさらに進めること、被害者を救済し被害者の体験や救援運動の歴史を残すことなどが重要だと強調した。

 全国会議では、国家保安法の撤廃と韓国良心囚の釈放、元在日韓国人政治犯事件の真相究明と名誉回復を求める署名運動を、全国的に展開することにしている。


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