民族時報 第1133号(08.04.01)


【短信】

    おもな出来事

 北側、米を強く批判

 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)外務省報道官は3月28日、朝米協議に関連して談話を発表し、「米国が核問題の解決を遅らせれば、今まで進めてきた核施設の無能力化にも深刻な影響を及ぼすことになる」と明らかにした。報道官は、高濃縮ウランやシリアへの核協力疑惑を改めて否定し、「米国が、ないものをあるようにつくりだそうとしている」と主張。「協議をすればするほど、米政権の態度はわれわれを失望させている」と指摘した。韓国内では、北朝鮮がこれまでの待機姿勢から、攻勢の乗り出したものと分析されている。

 「修正」教科書が物議

 ニューライト(新右翼)団体の「教科書フォーラム」が3月22日に発行した『韓国近現代史』代案教科書が問題になっている。日本の植民地支配を「経済成長により世界史的に近代文明が輸入された」とし、5・16軍事クーデターが「一世代にわたる近代化革命の出発点となった」と評価している。保守系の中央日報は25日付の社説で「このような歴史認識に深刻な誤りがある。銃剣で抑圧した植民統治を近代文明の出発と見るとか、民主主義と人権を否定した独裁政治は隠して近代化の功績だけを引き立たせるようにしてはいけないと信じているからだ」と批判。また歴史学者からは「日本の歴史修正主義をまねた動き」との声があがっている。

 金剛山へ自家用車で

 金剛山観光を運営する現代峨山は3月17日、観光客を乗せた観光バスとともに15台の乗用車が金剛山へ向かったと明らかにした。同社は今後20台ずつ自家用車訪問をすることで北側と合意したことを公表した。自家用車観光は12人乗り以下の車両に限られ、速度は時速50キロ以下に制限されている。自家用車は金剛山ホテルに駐車し、観光地は指定されたバスに搭乗して内金剛、九龍淵、海金剛などを回る。日程は2泊3日で、価格は貸切りバス観光と同じ1人あたり34万ウォンだ。

 安義士の遺骨発掘へ

 中国政府は大連市に所在した旅順監獄後方の安重根義士の遺体が埋葬されたと推定される地域のアパート建設工事を中断させ、早ければ今月中に遺骨の発掘作業が始まると明らかにした。中国に駐在する韓国大使館関係者が3月10日、このように明らかにした。同関係者は「中国政府は『安義士が韓国人にとって英雄だが、中国人も尊敬する人物』」との立場を示したと伝えた。 安義士遺骨発掘作業は南北が共同で推進してきた。今後、南北協議をへて、共同発掘作業に入る展望だ。


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