民族時報 第1119号(07.08.15)


【資料】米国は解決に乗り出せ/韓国軍は即時撤収しろ

    アフガン人質解放ハンスト祈祷に際して

 韓相烈(韓国進歩連帯共同準備委員長、統一連帯常任代表)

 「殺さないで」

 いまこの瞬間にも、愛する同胞らの絶叫とうめき声が聞こえてきます。

 血も失せるような家族のすさまじい苦痛に、すべての国民とともに痛みを感じながら、米大使館の前でハンスト祈とうに入ろうと思います。

 一、拉致された同胞らが無事に帰還するよう切に祈願します。

 タリバーンに要求します。もうこれ以上殺してはなりません。

 みなさんの抗弁をわたしたちも聞いています。

 「アフガニスタンは外国軍の侵略を受け、罪もない民間人が爆撃されている。アフガニスタンの民間人の犠牲にどうして沈黙するのか。なぜ米軍のバグラム基地とカンダハル監獄に収監されたアフガン女性らの運命について語らないのか」

 「最近収監されたわれわれの同僚にも妻と家族がおり、苦痛を受けている。わたしたちにとっても同僚の釈放が重要だ」

 そうです。

 みなさんの同僚の命が重要であるように、すべての生命は同じように重要です。

 天より尊い命です。人道的見地で韓国人の人質を早急に釈放するよう願います。

 二、武力鎮圧は絶対してはなりません。

 軍事作戦が、二、三人単位で分散して抑留されている人質の安全を保障できないからです。さらにタリバーンは、自爆者をかたわらに待機させているというのに、結局、みんな生命を失ってしまうことになります。いけません。暴力の悪循環を断ち切るためにも、武力鎮圧は決してしてはなりません。

 三、アフガン人質事件の根本的な責任者である米国が、直接乗り出して解決することを要求します。

 拉致家族らは記者会見を通じて「この問題は、韓国政府が解決できる問題ではありません。米国が二十一人の無辜(むこ)の生命を助けるために、政治的利害関係を超越して、人道的次元でより積極的に協力するよう訴えます」と、人質の安全のために米国が直接乗り出すよう涙で訴えました。

 すでに、現アフガニスタン政権が米国のかいらい政権であり、ブッシュ政権の承認なしにはたった一人のタリバーン収監者も釈放できないことは、全世界が知っている事実です。

 また、今回の人質事件の本質的な責任が米国にあるのは自明のことです。

 テロとの戦争を口実に、名分のない侵略をほしいままにして民間人ら無残に虐殺したブッシュ政権が、暴力の悪循環をつくりだした張本人です。米国はこれ以上「韓国人が安全に帰還されなければならない」という当たり前のことを繰り返すだけでなく、直接乗り出して今回の人質事件の解決に実質的な措置を取らなければなりません。事件を円満に解決しようとするなら、いかなる形式であっても交換が避けられないというのが専門家の支配的な意見です。捕虜交換までも含んで、関係者が問題解決をしようとする心情で積極的に行動してくれるよう、繰り返し要求します。

 四、韓国軍はただちに撤収しなければなりません。

 盧武鉉政権の責任が最も大きいです。

 派兵してはならないと、あれほどまでに要求したにもかかわらず、結局、金鮮一氏に続いて、このようなことが起きてしまいました。

 米国の邪悪な侵略戦争の下手人として派兵したアフガン、イラク、レバノンの韓国軍はただちに撤収しなければなりません。即時の軍撤収によってタリバーンの名分を弱め、米国を圧迫する主動的で自主的な外交を、盧武鉉政権は積極的に展開しなければなりません。

 「わたしたちの子どもたちを抱きしめたい」

 両親兄弟姉妹の心情で、すべての国民とともに、どうか二十一人全員が無事に帰還できるよう祈ろうと思います。

 ユ・ギョンシクさん、チェ・チャンヒさん、ソン・ビョンウさん、コ・セフンさん、ソ・ギョンソクさん、ソ・ミョンファさん、キム・ギョンジャさん、イム・ヒョンジュさん、イ・ジヨンさん、ユ・ジョンホァさん、キム・ユンヨンさん、アン・ヘジンさん、イ・ソニョンさん、イ・ソンウンさん、イ・ヨンギョンさん、チャ・ヘジンさん、イ・ジョンナンさん、ハン・ジヨン、キム・ジナさん、イ・ジュヨンさん、パク・ヘヨンさん。

 一人ひとりの名を呼びながら、神が見守り、全員が無事に戻ることができるよう祈ります。

 軍事覇権主義と新自由主義政策で世界の平和を破壊し、世界の民衆の生を徹底的にじゅうりんしている米国の改心を促しながら、責任当事者の米ブッシュ政権が直接乗り出して解決するよう祈ります。

 二〇〇七年八月二日


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