民族時報 第1108号(07.03.01)


【記事5】

    米、戦時作戦統帥権を12年に韓国へ返還

 韓国の金章洙国防部長官とゲーツ米国防長官は二月二十三日、ワシントンの国防総省で会談し、米軍が保持している戦時作戦統制(指揮)権を二〇一二年四月十七日に韓国軍に移譲し、韓米連合司令部を廃止することで合意した。これにより、韓国軍は一九九四年に返還された平時の統制権とともに、有事の統制権を持ち、独自に作戦を展開することが可能になる。

 合意後に発表された共同声明によると、「両国は一二年四月十七日に現在の韓米連合司令部を廃止し、これと同時に新たな支援関係への移行を完了する」と明記。統制権返還後は韓国軍が作戦を主導し、米軍は支援に回ることになった。

 戦時作戦統制権の移管時期をめぐっては米国が〇九年、韓国は一二年を主張して対立していたが、米国が韓国の要求を受け入れて最終決着した。

 戦時作戦統制権は朝鮮戦争をへて国連軍司令官が行使してきたが、一九七八年に韓米連合軍司令官に移管された。このうち平時の作戦統制権は九四年に韓国に移譲されたが、戦時については現在、駐韓米軍司令官を兼ねる連合軍司令官が保持している。


[HOME] [MENU] [バックナンバー]