民族時報 第1028号(04.02.11)


【資料】

    イラク派兵同意案の国会可決を決死反対する

 記者会見文「イラク追加派兵同意案の国会批准を決死反対する」

 特戦部隊一色が「復興支援部隊」なのか―国防部は国民への詐欺劇を中止せよ

 国防部がイラク追加派兵部隊を編成しながら、復興支援部隊を特殊戦闘部隊で構成した。

 国防部は一月二十九日、記者会見で「イラク追加派兵部隊は司令部と一千七十人ずつのミンサ旅団などで構成されている」とし、「ミンサ旅団は二個大隊の特戦師団、一個大隊の陸軍特攻部隊、旅団直轄の装甲車一個中隊で編成されている」と明らかにした。

 追加派兵部隊の規模を約三千六百人とした場合、戦闘部隊の兵力が二千二百三十八人で六二%を占め、工兵大隊と医療大隊はすでに派兵されている「ソヒジェマ部隊」を除いて皆無だ。師団本部隊の直轄隊七百人も事実上、警備兵力だとすれば、追加派兵兵力全体が特殊戦闘師団中心の戦闘兵力一色である。

 それにもかかわらず、国防部は「特戦師団兵力は戦闘兵力ではなく、戦後復興支援活動を行う復興支援兵力」との奇弁をろうしている。特殊戦闘師団の部隊に銃の代わりにシャベルを握らせ、装甲車の代わりにショベルカーを運転させるとでもいうのか。国防部は手のひらで太陽を隠す稚拙な国民詐欺劇を即時中止しなければならない。

 ついに若者たちを死の地に追いやろうとするのか。

 韓国軍の派兵予定地のキルクーク地域の状況が日増しに悪化している。一月二十六日、キルクーク西南に位置する米軍キャンプに四発のロケット攻撃が加えられるなど、キルクークはイラクでも最も激しい抵抗が続いている地域だ。とくにキルクーク地域でのこのような抵抗勢力の攻撃は、この地域が韓国軍の派兵予定地として知らされて、さらに激しくなっている。これは何を意味するのか。韓国軍を派兵するなという、韓国軍が派兵されたら、はげしく攻撃するという意思表明であることは明白だ。

 それにもかかわらず、国防部はあらゆる危険を承知のうえで派兵しなければならないとの立場を固執している。いったい何のためにこの国の若者たちが死んでいかなければならないのか。

 十六代国会は国民の生命がかかった派兵同意案を処理する資格がない

 現在、十六代国会は国民の怒りと恨みの標的になっている。むしろ国会を解散しろという気持ちがわからないのか。トラックごとカネを集めて不正腐敗に染まった十六代国会は、今回の総選挙で厳しい国民的審判を受けることになるだろう。現職の国会議員のうち、多くが不正腐敗で拘束されたり、辞職すべきだといわれている彼らに、国民の生命と国家の安全がかかった派兵同意案処理を委ねることは、盗賊に命をまかせることと何ら変わらない。十六代国会は進んで派兵同意案の処理を次期国会に先送りしなければならない。

ハンナラ党の崔秉烈代表は国民の審判が怖くないのか

イラク追加派兵案を国会に提出した盧武鉉政権は、歴史に永遠に洗い流せない犯罪を犯した。政府の間違った派兵案に合意した四党の代表もまた、歴史的審判を免れない。とくにハンナラ党の崔秉烈代表は二月一日の記者会見で、「韓・チリFTAをイラク追加派兵案といっしょに処理する」と攻勢に出た。数百億ウォンの不正資金をかき集めたハンナラ党の代表が、国民に謝罪して犯罪集団のハンナラ党を解散すると言っても足りないのに、わが国の農民の命綱と国民の生命をかけて攻勢に出たことは、絶対に許すことはできない。ハンナラ党の崔秉烈代表は銃を担いでイラクへ行け。

国会国防委員らは国民が監視しているとの事実を肝に命じよ

国会国防委は昨年三月、政府の第一次イラク派兵同意案が臨時国務会議を通過して、わずか二時間後に形式的な質疑応答でこれを議決し、国民の厳しい批判に直面した。今回、国防委員会が再び拙速審議を繰り返すならば、国民のしゅん厳な審判を免れない。警告するが、われわれは、国防委員らが派兵案を可決する場合、四月の総選挙を含めて、二度と議員として国会に足を踏み入れることのできないように準備をしている。

米国はイラク占領を即時中断して撤収せよ

米国は、二〇〇六年まで米軍をイラクに駐屯させる法案を検討している。開戦以来、一日平均三十二人のイラク国民が犠牲になり、日ごとに人数が増えている。米軍の死亡者も五百二十人を超えた。その大部分はブッシュの終戦宣言以降に死んでいる。米軍の占領が続く限り、虐殺と抵抗の悪循環だけが繰り返されることは十分に立証されている。米国はベトナム戦争の前てつを踏みたくなければ、取り返しがつかなくなる前に、イラクからただちに撤収せよ。

二〇〇四年二月二日

イラク派兵反対非常国民行動


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