民族時報 第997号(03.02.11)


【記事3】

    駐韓米軍U2偵察機の墜落事故で住民が負傷

   駐韓米軍第五偵察隊に所属するU2偵察機が一月二十六日午後、京畿道華城市の製薬工業団地のガソリンスタンド近くに墜落して爆発し、散らばった機体の破片で住民三人がけがをした。

 同機はU2の中でも最新改良型のU2Sで、上空から南北軍事境界線付近の写真撮影や北朝鮮の軍の動きに関する情報収集を任務としている。この日も通常の任務を終え、現場に近い米空軍烏山基地に戻る途中だった。操縦士は墜落直前にパラシュートで脱出し、直後に駆けつけた米軍ヘリで基地内に戻った。

 偵察機は墜落の際、ガソリンスタンド横の自動車修理工場と民家の屋根に接触したあと、二、三十メートル先の道路に墜落し、爆発によって破片が半径百メートルにわたって飛び散った。

 住民らは、高度な飛行訓練を受けたU2の操縦士が、近くの広い空き地や田畑に偵察機を誘導するなどの措置を取らずに脱出したのは、韓国人の財産と生命は眼中になかったのではないか、との疑惑を抱かせると語った。米軍側は関係者に謝罪を表明し補償を約束したが、操縦士の名前を明らかにしないなど、事故に関する詳しい説明を一切拒否した。

U2の墜落事故は八四年、九二年に続き三度目。昨年六月の米軍装甲車による女子中学生れき殺事件や米軍大型トレーラーに関連した死亡事故が相次いでおり、今回の事故で対米感情がますます悪化しそうだ。


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