民族時報 第993号(02.12.11)


【読書案内】

    パンフ ブッシュの戦争犯罪を裁く

  昨年十月、米ブッシュ政権は「自衛権の行使」を強弁してアフガニスタン報復戦争を強行した。だが、米軍のアフガンへの武力攻撃は自衛権の行使に当たらず、国際法上いかなる正当化もできない。なぜなら、国際法は報復戦争を認めていないからだ。

 アフガン戦争から一年、ブッシュ政権は今度はイラクに矛先を向け、武力攻撃を強行しようとしている。日本もテロ特措法に基づいて、米軍の一方的な戦争に本格的に参戦しようとしている。国際法を踏みにじり、他国の主権、自主権を武力で否定する、このような米国の横暴を許すならば、人類は再び破壊と暴力、殺りくへの道に逆戻りすることになろう。

 アフガン戦争とは何だったのか、米軍はアフガンで何をしたのか。アフガンで行った米国の戦争犯罪を明らかにしたのが、このパンフだ。学者やジャーナリスト、市民団体の代表らが今年二月に「アフガン戦犯法廷準備委員会」を結成した後、三月に調査団を現地に派遣、アフガン難民から戦争被害を聞き取り調査した記録を収めたものだ。ブッシュ政権に対する起訴状(草案)のほか、被害を写し出した写真も多数掲載されており、戦争犯罪の実態を浮き彫りにしている。

 同準備委は来年十二月、東京で国際民衆法廷「アフガニスタン戦犯法廷」を開くという。このパンフが、ブッシュ政権の戦争犯罪を裁く一助となろう。

 発行=アフガン戦犯法廷準備委員会рO3―5379―0307 A5判・定価九百五十円


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