民族時報 第982号(02.08.11)


【記事1】

    統一マダン東京・名古屋「統一の歓声」響く

 朝鮮半島の平和と統一、差別のない地域社会を呼びかける「統一マダン東京」が七月二十八日、都内荒川区の旧真土小学校校庭で開かれ、地域の同胞や日本の市民ら千五百人が詰めかけた。韓統連や韓青など在日民主団体のほか、日本の市民団体、労組などが実行委員会を構成、毎年開いているもので、今年で九回目(荒川区などが後援)。

 オープニングは、韓青メンバーら十余人の農楽隊が民族楽器を打ち鳴らしながら入場。主催者を代表して、韓統連中央本部の金恩澤副議長は「最近、米軍による痛ましい女子中学生れき殺事件が起き、国民的な怒りを買っている。この事件からも、なぜ統一が必要か理解していただけると思う。米軍のない平和なアジアと朝鮮半島の統一に向けて、荒川の地から声をあげていこう」とあいさつした。

 また荒川区議会議員や荒川区商店街連合会会長らが駆けつけ、あいさつした。

 マダンでは、東京朝鮮第一初中級学校の生徒四人が友情出演し、華麗に「プチェチュム」(扇の舞)を披露したほか、MB舞踊学園の生徒による「三面太鼓の舞」や「珍島太鼓の舞」、朝鮮民謡歌手の姜春美さんのミニコンサートなどが次々に行われ、会場に拍手と歓声が響いた。

 メインの出し物はマダン創作劇。韓青東京本部のメンバーが出演、朝鮮戦争時の米軍の住民虐殺事件を織り交ぜながら有事法制の危険性についてスポットを当て、反戦平和、朝鮮半島の統一を力強く描いた。

 四日には、「統一マダン名古屋」が中区の若宮公園で開かれ、地域同胞ら約千人が詰めかけた。韓統連、韓青、民主女性会、学生協などでつくる実行委員会の主催で、今年で九回目を迎える。

 舞台正面には、青、赤、黄色の三色の風船(千個)を使った朝鮮半島をかたどったオブジェが掲げられるなか、趙基峰実行委員長(韓統連東海本部副代表委員)が「統一は民族同士の力で行わなければならない。名古屋マダンは、今後も統一を願う人を一人でも増やしていくために努力する」とあいさつした。

 マダンでは、春日井舞踊クラブや在日本文芸同東海などのチュム(踊り)が披露されたほか、百人コーラスグループが「臨津江」「アリラン」を歌うなど、力強い歌声を響かせた。韓青愛知県本部のメンバーが統一時代の幕開けを告げるアンサンブルを華麗に発表し、観客から大きな拍手を受けた。

 東京、名古屋の両会場には、六月に起きた米軍の女子中学生れき殺事件を取り上げた写真パネル展示コーナーが設置され、多くの人が米軍の裁判権放棄を求める署名に応じていた。また会場の周りには、焼き肉やチヂミ、ピビン麺などの韓国料理をはじめ、生ビール、焼酎(しょうちゅう)、民芸品販売の出店が多く並んだ。


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