民族時報 第967号(01.02.21)


【インタビュー】

     韓統連広島本部 郭文鎬代表に聞く

――今回の結成大会で代表委員に選出された今の気持を……。

「広島本部の結成は、韓統連の組織と運動が着実に全国に拡大・発展していることを示すもので、極めて意義深いと思っている。それゆえに、非常に重い責任感と使命感を感じる。その重さに押しつぶされそうだが、全国の同志の温かい激励、支援や地元の韓青メンバーの後押しを受け、また地域同胞や連帯関係者の協力を得てきょうを迎えた。皆さんの支援と協力に心から感謝したい」

「組織基盤が強固でないだけに不安もあるが、本部に集う仲間たちと固くスクラムを組み、全国の同志とも共同歩調を取りながら期待にこたえていきたい」

――本部結成に至る経緯について。

「わたし自身は一九七七年に韓青広島県本部の委員長になり、韓青活動に積極的に取り組んできたが、その後、韓青活動を卒業して十数年になる。その間は運動から離れていたが、朝鮮半島の統一情勢の大きな進展を目の当たりにして、広島の地でも韓統連の自主・民主・統一の旗をぜひ掲げたいとの思いから、当時の仲間に相談し、真剣な討論を経て結成を決意した」

「まず、昨年六月中旬に結成準備委員会を立ち上げ、準備委員らとともに韓統連の名誉回復を求める署名運動を展開する一方、八月の原水禁運動に積極的に参加するなど、組織基盤を固めていった。広島地域の日韓連帯関係者から組織発足の要望や期待が強かったことも、力になった」

 ――先ほど、原水禁運動に積極的に参加していると話されたが、在日韓国人被爆者問題とどう向き合っているのか。

 「わたし自身被爆二世として、この問題にこだわりかかわってきた。先ほど話した昨年の反核集会で「朝鮮半島の自主的平和統一を考える」とのテーマで報告する一方、初めて自分が被爆二世であることを内外に公表した。在韓被爆者や在北被爆者については様々なところで論議されてきたが、援護法から除外され、常に見捨てられてきた人たちだ。日本の市民グループとも連携しながら、この問題を取り上げてきたが、まだ大きな声になっていないのが実情だ。広島本部の地域事情に則して、引き続き粘り強く取り上げていきたい」

 ――本部の運動の方向性について。

 「結成大会で明らかにしたように、第一に、反米自主化闘争と反戦平和・反核運動を積極的に展開することだ。第二に、六・一五共同宣言を高く掲げて祖国統一運動を前進させ、第三に、国家保安法を撤廃させて社会の民主化をかち取っていく。第四に、日本の軍国主義復活を阻止する運動を進めるつもりだ。そして、組織を強化する過程で韓統連結成三十周年を輝かしく迎えたい。そのために全力を尽くすつもりだ」

 「正しい情勢分析のなかで正しい方針があれば、地域の青年をはじめ同胞らはきっと集まってくるだろう。地域同胞向けに情勢学習会を開き、ウリマル(韓国語)の習得に努めたい。とくに長い間、韓青を指導する上部組織がなかっただけに、これからは韓青と手を携え、地域で青年運動を充分に発揮できるよう助力したい」                                                         (梁珠賢記者)


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