民族時報 第952号(01.08.11)


【主張】

               6・15南北共同宣言を貫徹しよう

 われわれはもうすぐ、二十一世紀初年度の八・一五を迎える

 分断半世紀が過ぎて劇的に実現した南北首脳会談と六・一五共同宣言発表は、わが同胞を歓喜と感動にわき上がらせただけでなく、全世界に感動を与えた一大出来事だった。また南北首脳会談と共同宣言を通して、われわれは絶対に分かれては生きていけないひとつの血筋、ひとつの民族であることを全世界に誇示した。

 あわせて、わが民族同士で自主的に統一するとの統一の大原則を確認し、南側の連合制案と北側の低い段階での連邦制案が互いに共通性があることを認定して、その方向で統一を志向するとの統一方案を導き出した。実に、五十年間続いてきた南北の対決状況を、一日にして交流と和解の流れに変えた民族の慶事だった。

 南北首脳会談と六・一五共同宣言の発表後の一年間、祖国統一に向かう南北交流と協力、団結は、目を見張るほど前進した。

 今年に入って、六・一五共同宣言の貫徹のための南北交流は刮目(かつもく)に値する。南北宗教家の出会いをはじめ、自主的平和統一を実現するための南北労働者の共同メーデー行事、社会団体代表ら各界を網羅した民族統一大討論会、南北農民の統一大会など、首脳会談の前には想像もできなかったほどの大規模の交流があった。

 とくに南北労働者が「統一祖国のための南北労働者会」結成を予定し、南北農民が六・一五共同宣言の貫徹のための連帯組織を構成することに合意したのは、社会の基本をなす労働者と農民が統一実現に積極的に先頭に立ちはじめたという点で、その意味は非常に大きい。

 このように全民族的に拡散している南北交流と団結、連帯強化は、これ以上分かれて暮らすことはできず、一日も早く統一をなし遂げようとの全民族の意志の表出にほかならない。

 今年、八・一五五十六周年を迎えて、ピョンヤンで「二〇〇一民族統一大祝典」が開かれる。南北、海外の各界から計九百人の代表が参加して開かれる統一大祝典の意味は格別である。南北首脳会談と六・一五共同宣言の発表後、初めて開かれる点でも、名実ともに南北、海外の三者が同等に参加する点からもそうである。

 われわれはこれ以上、分断祖国を次世代に残してはならない覚悟で、九○年から毎年、汎民族大会を開き、統一祖国を一日も早く実現するために献身的な努力を傾けてきた。反統一勢力の弾圧を受けながらも、屈せずねばり強く闘ってきたわれわれは、統一運動を一段階高めただけでなく、南北、海外の三者連帯を構築することができたのだ。

 八・一五五十六周年は、このような統一運動の成果の上で開かれるのである。われわれは、この十年間に構築してきた自主統一運動を継承・発展させ、民族統一大祝典を成功的に開こう。全民族的な統一意志をひとつに集めて、一日も早く民族の悲願である統一をなし遂げよう。六・一五共同宣言の貫徹のためにすべての力を注ごう。

 祖国統一を渇望するわが民族の崇高な意志は、どのような外勢でもくじくことはできない。統一に向かう民族大団結の滔々(とうとう)とした流れは、今やだれも逆流させることはできない。

 民族大団結の精神をもう一度胸に刻み、二十一世紀の数年のうちに平和で豊かな統一祖国をなし遂げよう。


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