民族時報 第951号(01.08.01)


【記事3】

 わい曲教科書の採択反対運動盛んに 韓日各団体も各教委に申し入れ

  歴史教科書わい曲に抗議する動きが、韓日両国の市民の間で活発になっている。

  韓国教員団体総連合会(教総)と過消費追放運動本部は七月十六日、歴史わい曲を糾弾する二百五万人の署名を李漢東首相に伝達した。教総は、三月から全国の初中高校生、保護者、教師、市民らを対象に署名運動を展開してきた。

  翌十七日には、韓国教会連合会が国会前で歴史わい曲を糾弾し修正を要求する集会を開いたほか、韓国挺(てい)身隊問題対策協議会と太平洋戦争被害者補償推進協議会の会員らが毎週水曜日、日本大使館前で集会を開き、日本政府に猛省を促す行動を続けている。

  また、「大田忠南参与自治地域運動連帯」と「平和憲法を守る熊本県民の会」の韓日両市民団体は同十三日、「つくる会」の歴史教科書採択に反対する共同合意文を発表、両国の良心勢力が連帯して抗議運動を繰り広げていくことを明らかにした。さらに、民主社会のための弁護士の集い(民弁)と日本の自由法曹団は同二十四日、共同声明を発表し、「つくる会」の歴史・公民教科書が日本の子どもの教育と将来にとって有害であり、採択されれば日本と韓国の未来にかかわる深刻な問題を引き起こすことになると指摘、採択しないよう強く求めた。

  一方、全国に先駆けて「つくる会」教科書採択を決定していた栃木県下都賀地区では、各教育委員会の反対によって再協議され、二十五日に採択が白紙撤回された。また、住民の反対運動が活発化するなど注目されていた東京都杉並区でも同日、「つくる会」以外の教科書が採択された。


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