民族時報 第951号(01.08.01)


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 南北の農民が統一運動の先頭に 双方農民団体が統一大会開く

 祖国統一を願う南北民衆の交流が活発になっており、五月の労働者統一大会に続いて七月には農民らが統一大会を開いた。南の全国農民会総連盟(全農)、全国女性農民会総連合(全女農)と北の朝鮮農業勤労者同盟(農勤盟)は七月十八、十九日の両日、北側の金剛山で「六・一五共同宣言の貫徹のための南北農民統一大会」を開いた。南北農民は五十六年間の分断の歴史がまったく感じられないほど親しくなる一方、南北農民の初の出会いの次元を越えて、農民が六・一五共同宣言貫徹の先頭に立つとの積極性を引き出すなど大成果を収めた。

 南側から六百二十人、北側から六百八十人の南北一千三百人の農民は十八日午前、金剛山で開幕式を開き、朝鮮半島の単一旗を先頭に南北の農民がいっしょに入場した。

 鄭光勲・全農議長はあいさつで「東学農民革命当時にこだました農民軍の叫びは、いまも続いている」とし、「農民と農村の本質的な解決は、統一を通してのみ可能だ」と述べた。スン・サンソプ・農勤盟中央委員長は「六・一五共同宣言がなかったら、われわれの出会いを想像することもできなかった」とし、「今回の大会は、統一のための力強い歩みで全同胞を八・一五民族統一大祝典場に迎える序曲になることを確信する」と語った。

 祝賀公演では、南の全北女性農民歌唱団「チョンボリサラン」と、大邱地域の歌唱集団「ソリタレ」が「統一農民」「希望の歌」などを歌い、北の「女性四重唱団」が「パンガップスムニダ」「ポックッセ」などを歌った。公演の後、南北農民はいっしょに松林で昼食を取ったが、食事の合間に出る歌や踊りは南北間に少しの違いもなく、わが民族同士の情緒が完全に一致していることを示した。

 午後は参加者が自主チームと団結チームに分かれて相撲、買い物競争、ユッノリ、縄跳びなどの体育大会を楽しんだ。体育大会の後、全員で「われらの願いは統一」を合唱した。

 二日目は午後から参加者全員で九龍滝を往復する登山を楽しんだ。

 登山の後、閉幕式を行い、わが民族同士で統一を達成しようとの意志を確認し、六・一五共同宣言の履行のために南北農民連帯組織の構成に合意したとの共同報道文を採択した。

 この合意は、南北労働者間の「祖国統一のための南北労働者会議」に続く部門別連帯組織になるもので、内外から注目されている。

 農民統一大会は民間交流の幅を大きく広げ、保守的だといわれてきた農民が初めて統一運動の全面に出て、農民の生存権問題を統一の観点から取り組み始めた意味は大きい。


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