民族時報 第940号(01.03.21)


【焦点】

 民主労総が「政権退陣」を表明

構造調整阻止へむけて各地で決意大会

  現政権下での経済失速状況と、依然として労働者への負担が加重される構造調整が強引に進められるなか、負担を強要されている労働者の怒りを背景に、全国民主労働組合総連盟(民主労総・段炳浩委員長)は新自由主義の構造調整を阻止するために本格的な政権退陣闘争を宣言するに至っている。

  民主労総は七日、大宇自動車の操業開始に関連して記者会見を開き、「操業開始によって大宇自動車労働者の解雇撤回闘争が終わったわけではなく、新たな始まりだ」としながら、「整理解雇と新自由主義構造調整で労働者・民衆の生存権を破たんさせ、三大改革立法をはじめとする改革政策を放棄した金大中政権退陣のため、全国的な対政府闘争を拡大する」と明らかにした。

  前日の六日に開かれた民主労総中央委員会で確定した「当面する新自由主義構造調整粉砕闘争計画」によれば、現在、個別に進められている大宇自動車、生命保険三社、韓国通信契約職労組の闘争と、公共部門の予算権乱用阻止闘争、不当労働行為阻止闘争などを「新自由主義構造調整・整理解雇・非正規職制度粉砕闘争」としてまとめる一方、今後の闘争方向を「新自由主義構造調整阻止!金大中政権退陣決意大会」として定め、要求を焦点化していくことに決めた。

  こうした方針に基づき、七日には仁川で約三千人の労働者が政権退陣を表明し、八日にはソウル市内のヨイド広場で約五千人の労働者が政権退陣決意大会を開いた。

  またこの日、約四千五百人の保険労働者が金融監督委員会の前で「新自由主義構造調整粉砕!金大中政権退陣総力決意大会」を開いた。参加した労働者は「選挙では金大中氏に投票したが、今は手を切りたい」とうっぷんを表明し、建物にタマゴを投げつけて構造調整政策を強く批判した。

  民主労総は、八日から全国各地で非正規職制度撤廃と整理解雇粉砕闘争を繰り広げるのと同時に、政権退陣決意大会、民主党舎抗議闘争、大宇自動車販売所前闘争を展開しながら、二十一日からは全国で懇談会を開く。また三月末には、全組織を挙げて国民広報活動を行うとともに対政府闘争を行う予定だ。

  こうした動きと関連して、十四日にはソウル・果川の政府総合庁舎前に全国から集まった正規職・非正規職、強制解雇・長期労働紛争会社労働者ら約五千人が、政府の新自由主義労働政策と使用者側の不当労働行為によって生存権が深刻に脅かされているとして、金大中政権の退陣を強く求めた。

  最近、連続して起きている韓国通信労働者七千人の「解約」や大宇自動車労働者一千七百五十人の整理解雇、金融監督委員会による保険三社の営業停止命令など、労働者を一方的に整理する動きに、労働者の怒りは限界水位を超えているようだ。


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