民族時報 第887号(99. 7. 1)


 

 資料1

 

 汎民連南側本部の公判中継(上)

 

 金良茂・汎民連南側本部副議長の答弁を整理した内容

 

 質問=被告人は祖国統一汎民族連合南側本部の常任副議長に違いないか。

 答弁=そうだ。

 質問=反国家団体になっている汎民連共同事務局とファクスで(書信、文書などを)交換したという理由で、国家保安法上の会合、通信条項違反容疑で起訴されていることを知っているか。

 答弁=知っている。

 質問=汎民連共同事務局が反国家団体に規定されていることを知っているか。すなわち、反国家団体というのは国家保安法上、政府を潜称し、国家を変乱させる目的で組織された団体だということを知っているか。

 答弁=汎民連共同事務局は、金泳三政権の時期、冷戦的な視角で見る司法府の判決によって利敵団体に規定されている。それは時代に逆行する誤った判決だ。その判決は撤回されなければならない。

 質問=汎民連は大韓民国を変乱する目的があるのか。

 答弁=ない。まったくそのようなことはない。純粋に民族主義的な立場で南と北の現体制を相互に認めながら、南と北が一つになろうとの純粋な心情の発露で組織された民間統一運動団体だ。

 質問=国家安保を脅かすとの容疑で起訴されているが。

 答弁=まったく安保を脅かすものではなく、むしろ祖国に希望を与え、祖国の自尊心を守っていく運動団体であり、政府が支援しなければならない団体だ。

 質問=汎民連は綱領で連邦制を主張しているが、それは事実か。

 答弁=そうだ。連邦制を主張している。

 質問=北韓の主張する連邦制と同じような内容なのか。

 答弁=連邦制統一方案は、汎民連綱領に明記されている。連邦制は北の内容を受け入れたものといわれているが、それは極めて誤ったものだ。高麗連邦制という用語を汎民連では使わない。連邦制は相互に体制を認定し、一民族、一国家、二政府、二体制、民族共同の利益を主張する内容だ。

 反逆者はだれなのか。汎民連を国家保安法で法廷に立たせたが、国を台なしにさせたものは本当にだれなのか。李承晩、朴正煕、全斗煥、盧泰愚、金泳三ら、このような人物が国をこのような状態にした人たちだ。農民、貧民、労働者らが国を台なしにしたのか。汎民連が国に心配をかけたのか。純粋な愛国者を法廷に立たせるということは、罪悪である。

 質問=共同事務局と会合して民族の和解と団結、統一のための民族大祝典を板門店で開こうと主張したか。民族の大団結と祖国統一を実現しようという内容なのか。

 答弁=そうだ。

 質問=民族の和解と団結、統一のための統一大祝典の内容が、第九回汎民族大会の共同宣言文の内容が、七・四南北共同声明で明らかにした祖国統一三大原則の自主・平和・民族大団結の精神に立脚して統一を実現しようというものか。

 答弁=そうだ。汎民連の綱領と規約に明記されているように、七・四南北共同声明に立脚したものだ。七・四南北共同声明と南北合意書の内容以上でも、その以下でもない。  質問=連邦制統一方案が、七・四南北共同声明に立脚して作られた統一方案なのか。

 答弁=そうだ。

 質問=連邦制統一方案の前提として駐韓米軍の撤収、国家保安法の廃止、北韓・米国の平和協定締結、韓半島からの核兵器撤去などを主張しているのか。

 答弁=そうだ。

 質問=汎民連のこのような連邦制統一方案は、北韓が提案したものではなく、汎民連南側本部が提案したというが、事実か。

 答弁=そうだ。五・一八光州抗争と六月抗争を経ながら、わが民主化勢力が、今後は統一運動に献身しようと、汎民族大会が八九年に論議された。九〇年に第一回汎民族大会を行った。

 六・二九(盧泰愚の「民主化宣言」)を導き出した民主化勢力が一堂に会して統一運動の熱気を集め、これを高めようとの趣旨から汎民族大会を進めることになり、その過程で南と北、海外が統一的に出会える連合体を作ろうとの志が集まった。解放以後、初めて南と北、海外が出会える連合体の民間統一運動体を作り出した。

 汎民連南側本部の提案で北と海外が汎民族大会を受け入れ、実現した。したがって、汎民連南側本部が北の指令を受けて行ったというのは、誤った内容だ。

 (つづく)

 


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