民族時報 第863号(98.9.21)


 

 主張

 

 日本は韓半島政策の是正を

 

 金大中大統領の訪日が迫っているが、日本政府は依然として過去の歴史に対する本当の意味での反省、清算をしていない。歴代大統領が数回訪問したが、過去の植民地支配に対する遺憾の表明にとどまっていた。金大統領の訪問に際しても、従前の謝罪水準を超えないとみられる。過ちを犯しながらも、五十年過ぎても反省することを知らない日本は、理性ある国家なのかと疑わざるをえない。ドイツを見よ。ヒトラー・ファシズムの過ちに対して、被害国と被害者に許しを請うたではないか。

 日本は対韓半島政策を根本から是正しなければならない。日本の最高責任者が過去に犯した罪悪をすべて認め、心から許しを請わないかぎり、過去の歴史の清算はありえない。

 意味不明な「痛惜の念」という言葉をお経のように唱えながら、その裏で妄言を繰り返す薄っぺらな術策では、過去の歴史を清算することはできない。謝罪の素振りの「表向き」と、韓半島の分断を悪用して日本の利益を満たそうとする「腹づもり」の違う点を、韓国人はあまりにも知り尽くしているからである。

 日本政府はこれまでのわい曲した歴史認識をただし、軍国主義の侵略行為を明白かつ素直な謝罪と、民間人の被害に対する賠償をしなければならない。歴代の韓日首脳会談は、冷戦時代に米国の強圧のもとに結ばれた韓日協定の枠を超えることができなかった。韓国側が非常に不利な韓日協定を日本側が固執し、韓国側は「独立祝賀金」を借款と取り替えて受け入れたために、戦後の清算がまともに行われなかった。二十一世紀の真の韓日関係を再設定するために、日本側から韓日協定を改廃することを先に提議することが、過去の歴史清算の近道だと思う。しかし、それを日本に期待することはできないので、韓国側から先に強く要求しなければならない。

 日本はわが国の分断状況を最大限に利用している。日本は韓半島の分断を逆利用して、政治・軍事大国化へのテコとしてきた。日本の「分断悪用罪」は「日帝三十六年支配」に劣らぬ大きな罪科である。韓日関係の再定立は統一問題と連結している。日本がわが民族と友好的につきあっていく考えがあるならば、歴史認識の共有とそれに伴う行動が必要である。現在のように妄言を繰り返しながら、南には「援助者」「同盟者」を自称し、北には分断論理、反共論理を利用して無視または敵対視するのは、わが民族から見れば盗人(ぬすっと)たけだけしいことで、断じて見過ごすことはできない。

 日本は、北に対しても心から謝罪と賠償をしなければならない。北への賠償は取り引き材料ではない。今回も、日本は内容も知らずに北の「衛星発射」騒動を起こして、国際的に大恥をかいた。根拠のないミサイル発射説を口実に軍備拡張を画策する一方で、「北制裁」の安っぽい芝居を演じた。北への植民地支配の清算はおろか、分断状況や人工衛星発射などのすきに、アジア地域の覇権を狙う軍事大国化の野望をあらわにしたことについて懺悔(ざんげ)するよう望む。

 今日、アジアに脅威を与えているのは日本であって、北の人工衛星ではない。日本の新ガイドライン・有事立法体制がアジアを脅かしている。「北韓脅威論」は、日本の「新ガイドライン脅威」を偽装するための煙幕にすぎない。

 アジア諸国の民衆は、日本の軍国主義の野望を決して容認しないであろう。時代の流れを正確に読み取り、軍国主義的な侵略路線を放棄して、アジア諸国との平和共存の道に進むべきである。その手始めとして、過去の歴史に対して素直に謝罪し、賠償を支払う立場に立ち返って「韓日協定」を改廃して北敵対政策を中止して賠償し、韓半島の統一を支持する方向に政策を転換しなければならない。


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