民族時報 第847号(98.3.21)


 

 記事3

 

 済州島4・3事件50周年記念講演開く

 

 米軍政下の一九四八年、済州島で南韓単独選挙の実施に反対して島民がほう起し、鎮圧軍に三万―六万人が虐殺された四・三事件から五十周年を迎えた十四日、東京・水道橋のカンダ・パンセホールで「済州島四・三事件五十周年記念講演会」(同実行委員会主催)が開かれ、在日同胞ら約四百人が参加した。

 講演会では、「朝鮮戦争の起源」を著したブルース・カミングス氏(シカゴ大学教授)が「済州島四・三事件とアメリカ軍政」をテーマに講演した。カミングス氏は事件の歴史的背景と原因について詳細に言及しながら、米国の責任を厳しく追求、事件の真相究明と損害賠償の必要性を主張した。

 また、カミングス氏は済州島民のほう起について「当時、米軍政庁は『共産暴動』とあおりながら残酷に鎮圧したが、ほう起自体は島民の独自の闘いであって、分断から統一を志向した島民の自発的な闘いだった」と規定、現代的な意義を強調した。

 同実行委員会は四月四日にも、都内の御茶ノ水カザルス・ホールで五十周年記念事業として「済州島四・三事件犠牲者追悼コンサート」を開く。

 一方、国内でも一日、ソウル市内で「済州四・三名誉回復の年宣布式」(済州四・三五十周年記念事業推進汎国民委員会主催)を開き、四・三抗争五十周年を迎える今年を名誉回復の年にすることを明らかにした。


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