民族時報 第847号(98.3.21)


 

 記事1

 

 金大統領が保安法存続を強調

 

 金大中大統領は十一日、フランスの雑誌社とのインタビューで国家保安法の問題について言及、「一九九〇年に北韓の延亨黙首相が保安法の撤廃を主張したとき、わたしは正しくない主張であると指摘した」としながら、「北韓はわれわれよりもはるかに過酷な刑法を有して」おり、「国家保安法の撤廃は時期尚早」と述べた。

 さらに、金大統領は「保安法を維持させるにしても、過去の政権のように、この法を政治的に悪用することは絶対にない」と強調した。

 金大中新政権が出帆して、政治犯の釈放問題や政治犯を生み出してきた国家保安法の改廃が注目されてきたが、この日の発言は昨年の大統領選挙時に自民連と連合するなかで、政策協定として合意した「保安法維持」を踏襲したもの。金大統領はかつて同法の撤廃を主張していたが、この日の発言は「保安法改廃」主張からの後退をさらに印象づけるものとなった。


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