民族時報 第834号(97.10.21)

 

記事5

 

北同胞冬越し・愛の服送り運動

 

 二年連続の水害に加え、日照りと津波で大きな打撃を受け、二百余万トンの食糧の不足が予測される北韓同胞の痛みを分かち合う運動が、国内で一層広がっている。

 プロテスタント、カトリックなど六つの宗派と、わが民族助け合い運動など二十八の市民団体で構成する「北韓同胞冬越し―愛の服送り運動本部」(杜上達・本部長)は十二日、ソウル市内のオリンピック公園のハンオル広場で「北韓同胞冬越し―愛の服集め行事」第一次キャンペーンを行い、十万余点の衣服を集めた。

 この日の行事には、全国各地の子どもから老人まで、北韓同胞への温かい愛の救援物資が集まった。ソウル市内のチョンソル幼稚園の子ども約二十人が、それぞれ集めた服約五百点を届け、現代自動車の車北部営業所の職員約九百人は、一週間前から集めた約五千点の服を届けた。このほかにもエスエス・ファッション、第一毛織などの企業をはじめ、常緑樹教会などの宗教・社会団体も真心のこもった物資を寄せた。

 運動本部は、来月末まで国民や海外同胞を対象に、下着など冬服二百万着、履物百万足、毛布三十万枚、ビニール五百トン、手袋など各種の防寒品を集め、北韓に伝達する予定。第二次キャンペーンは二十五日、ソウル市内の奨忠壇公園で開かれる。

 一方、民族和合と統一浄土のための千日精神「第二回北韓同胞冬服百日決死入斎式」が七日、北韓同胞支援仏教推進委(ヒョリム師僧・常任執行委員長)の主催で、各宗派の代表者約二十人が参席して曹溪宗の総務院で開かれた。推進委は五月二十日、曹溪寺で北韓同胞支援百日決死法会入斎式を開始し、約七億三千万ウォンを集めた。同団体は今後、「第三回北韓の困難を乗り越える百日の決死」「第四回北韓農作豊年のための百日決死」などを準備しており、第二回百日決死の間、@食糧支援A子どもの医薬品送りB冬服を含む冬用品集めなどを、北韓同胞冬越し三大キャンパーンとして繰り広げる予定だ。

 「赤い悪魔」と呼ばれる韓国サッカーチームの応援団も十一日、今後、サッカー競技を応援する場で北韓同胞支援運動を繰り広げるという。この日、約二百人の応援団が集まるなかで、顧問のシン・ドンイル氏(四十二歳)は「いま北韓同胞、とくに子どもたちが飢えと寒さで凍えている。みなさんの真心が必要だ。今後、『赤い悪魔』が韓国チームを応援する場で、常に支援運動をともに繰り広げよう」とアピールし、団員は盛大な拍手で同意した。