民族時報 第828号(97.8.11)

 

読者の声

 

祖国統一へ思いひとつ

厳一美(愛知県・主婦)

 

 今年で四回目を迎えた「統一マダン・名古屋」に出店を出すため、メニューを仲間で検討し、好評のチヂミはもちろん、キムチチャーハンを作ることを決めた。当日は、参加者らが多く買い求め、完売に皆でうれしい悲鳴を上げた。

 回を重ねるごとに充実していく出し物は、ソルチャンゴのオープニングで始まり、サムルノリ、タルチュム、アンサンブル、マダン劇などと途切れることなく盛り上がりながら、会場の参加者とともに祖国統一への熱い思いをひとつにすることができた。

 統一への熱い思いをともに感じ合える、そんな統一マダンを今年も開くことができたのは、在日同胞や日本の市民らみんなの惜しみない協力のおかげであろう。

 解放と同時に、不幸にも分断されたわが祖国の長い歴史のなかで、ずっと統一を願い必死で生き抜いてきた一世らの思いを胸に、それを子どもたちへと伝え、いま一度、統一が実現される日が来ることを心からの願いとして、きょうこの日、全員で確認できたと確信している。

 あふれるようなこの思いを抱いて、いつか三八度線を自由に飛び回る鳥のように祖国を行き来するためにも、一日も早い統一を願い、「統一マダン」を続けるのだ。

 


 

「知る喜び」感じた瞬間

乙部恭子(京都府・報道記者)

 

 統一マダン京都を取材させてほしいとお願いしたのは、七月中旬のこと。それから八月三日まで、短期間ではあったものの、本当に充実した時間をいただいたと思っている。

 朝鮮半島には、何度か行ったことがあるが、今思うとあまり民族芸能というものに、渡しは触れていなかったのだろうか、最初マダンの練習を見た時から、その独特のリズムにのめり込んでいた。

 なじみやすくて、でも今まで全然知らなかったもので、つねに何かを取材している私たちにとっても、久しぶりに純粋に「知る喜び」を感じた瞬間だった。そしてまた、根掘り葉掘り質問しまくるわたしに、皆さん本当にていねいに答えてくださり、きっと、それぞれの方が、自分たちのマダンにかけた思いを、そして統一にかけた思いを持っておられたからだと思う。

 マダン当日、わたしはもうほとんど仕事を忘れて楽しんでいたので、わたしが取材できている人間だとは、だれも思わなかったのではないだろうか。京都はもちろんのこと、兵庫のアンサンブルや大阪のマダン劇など、またじっくり見たいものが増えてしまった。

 取材したことに対して、「ありがとう」と私たちに言われた方がいたが、とんでもない。お礼を言うのはこちらの方だ。

 取材に協力してくれた方、忙しいのにありがとう。統一マダン京都に参加された方、すばらしい体験を本当にありがとう。