民族時報 第828号(97.8.11)

 

 トップニュース

 

統一マダン名古屋、京都

 

 日本の大都市の同胞密集地で連続して「統一マダン(広場)」が開かれ、祖国統一への機運が大きく盛り上がっている。七月二十七日の神戸に続いて三日、名古屋市内の牧野公園では「第四回統一マダン名古屋」(実行委員長=趙基峰・韓統連東海本部副代表委員)が地域同胞ら約四百人が参加して開かれ、京都市内の壬生檜公園でも「第四回統一マダン京都」(実行委員長=呉英春・韓統連京都本部結成準備委員長)が開かれ、約八百人が参加した、汎民連日本地域本部と同実行委員会の主催。両会場に参加した在日同胞は祖国の自主的平和統一への確信を深め、日本の市民は統一運動に強い支持を表した。十日には東京と大阪で開かれる。

 

 「統一マダン名古屋」では、開会前に韓青同メンバーの農楽隊が名古屋駅までパレードし、雰囲気を高めた。

 韓青同三重県本部のメンバーによるソルチャンゴで幕を開け、趙基峰実行委員長は主催者あいさつを通して「四回目を迎えた名古屋マダンは、大きな成果を得ている。北部祖国は水害によって食糧危機にあるが、北の鉱物資源と南の農作物が有機的に結びつくために、必ず統一をなし遂げなければならない」と述べ、北韓への食糧支援と南北統一への支持を訴えた。

 マダンは、友情出演の「ノリパン」がサムルノリとタルチュムを演奏、土屋氏の詩の朗読に続き、韓青同愛知県本部のアンサンブル「愛国の歩み」が上演された。アンサンブルは在日同胞青年が民族の歴史のなかに生き、青春のすべてをかけて祖国統一を必ず実現するとの熱情を感動的に表現した。

 休憩の後、夜を徹してバスで駆けつけた韓青同東京本部と神奈川県本部のメンバーが、マダン劇を上演。食糧難にある北部祖国のある家庭の情景を通して、食糧難との闘いと親子の愛情を表現し、金泳三政権と米国、日本による北韓包囲策動を批判して、在日同胞が北韓同胞を民族愛で支援し、一日も早く祖国を統一させなければならないと訴えた。

 マダンの会場には、民主女性会のオモニたちがキムチや「五平餅」などの出店を出し、多くの日本の市民や団体が「健康診断と有機野菜の販売」などユニークな売店を開いた。特に焼き肉とキムチチャーハンの出店の前には長蛇の列ができ、開店とともに売り切れるほどの好評を博した。趙委員長は「来年はもっと多くの同胞を参加させたい」と述べ、早くも来年への意欲を燃やした。

 「統一マダン京都」は、呉英春実行委員長の主催者あいさつで幕を開けた。呉委員長は「地域の同胞とともに祖国統一運動をさらに高め、統一の相手である北韓同胞に民族愛を発揮しよう」と述べた。

 韓青同京都府本部のサムルノリとタルチュムに続いて、朝鮮歌舞団が友情出演して華麗なチュムを披露した。漫才で会場の雰囲気がなごんだころ、青年らが歌う民謡に乗って、在日一世らが次々と飛び入りで自慢の声を張り上げ、場内は性別や年令、民族の壁が一挙に取り払われた。

 メインのマダン劇の上演で、場内の熱気は最高潮に高まった。出演者らは、食糧難に苦しむ北韓の状況を知りながら、食糧援助を行わない金泳三政権と日本政府を厳しく批判するとともに、参加者に食糧援助を訴えた。そして「北の同胞にコメを送る運動・在日韓国人推進委員会」が先月にコメ五百四十トンを伝達し、代表が撮影してきたビデオが大型のテレビで上映されると、参加者らは熱心に見入った。主催者から改めて北の同胞への食糧支援が呼びかけられ、参加者は大きな拍手でこれにこたえた。

 フィナーレは「自主」「平和」ののぼりをはためかせながら登場した農楽隊の演奏に合わせて、参加者全員が輪になって踊った。

 会場には、焼き肉や韓国民芸品などの出店が並んだ。参加者のある同胞(四十歳・女性)は「同胞青年のパワーに圧倒された。韓青同は統一運動の仲間をしっかり育てていることを感じた」と述べ、またある男性(四十五歳)は「民族文化の水準の高さに驚いた。文化を通じて統一を訴えることはいいことだ」と感想を述べた。