民族時報 第1160号(09.06.01)


【焦点】精神の継承史跡地保存 李政権に批判高まる

    光州民主抗争29周年

 一九八〇年の五・一八光州民主抗争から二十九周年を迎えた十七日、光州ではさまざまな記念行事が行なわれ、現政府が決定した旧全羅南道庁舎別館(旧全南道庁)の撤去問題やこの間の民生の破たん、民主主義の後退など、李明博政権に対する抗議の声が響き渡った。

 「五・一八民衆抗争二十九周年追慕祭」は、五・一八民主遺功者遺族会(五・一八遺族会)と同記念行事委員会メンバーら約二百人が参加するなか、五・一八民主化運動犠牲者らの位牌を望月洞墓地から旧全南道庁前に移して行なわれた。

 五・一八遺族会の文ゴンヤン副会長は、「旧全南道庁は五・一八の原形をとどめる唯一の史跡地、光州の象徴、韓国民主化の聖地」であり「我が子らの死と光州市民の民主化への至難の闘争と熱望の歴史がそのまま刻まれている」として旧全南道庁の保存を主張した。

 午前中に国立五・一八民主墓地で行なわれた政府主管の第二十九周年五・一八民主化運動記念式には、韓昇洙国務総理をはじめとした政府関係者、朴ヒテ・ハンナラ党代表、丁世均民主党代表など各政党指導部と遺族、市民ら約二千人が参加、李明博大統領は出席しなかった。韓総理は記念辞を通して「国民統合が最も重要」と訴えたが、記念式終了後、遺族らが旧全南道庁の保存を国会議員に直訴しようと駆けよって警察ともみ合いになった。

 午後の光州錦南路一帯では「MB(李明博)悪法阻止、旧道庁強制撤去阻止、朴ヂョンテ烈士精神継承 五・一八民衆抗争二十九周年国民大会」が韓国進歩連帯や労働者、農民、学生、青年など各界約三千人が参加するなかで行なわれた。

 参加者らは、決議文を通して「光州の烈士らと民衆の精神を復活させ、危機に直面したこの時代を先導する光と塩になることこそ、真の五・一八民衆抗争精神の継承だ」と李明博政府の民生破たん、独裁回帰、民族分裂策動を粉砕し、自主・民主・統一の新しい世界を切り開くために「反MB勢力」が団結することを訴えた。

 国民大会の前には、汎民連南側本部と市民社会団体、大学生らが「五・一八自主統一大行進」を光州全南大学から錦南路まで展開し、光州抗争精神継承!公安弾圧粉砕!李明博政権退陣! を訴えた。

 李明博NO!の声は、各地域で、各界各層で日に日に高まっている。


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