民族時報 第1152号(09.02.01)


【記事4】

    平和運動家の李時雨氏、二審でも無罪の判決

 「米軍の兵器と基地建設を写真撮影して外部に流出した」「反国家団体構成員と接触した」などとして、国家保安法違反容疑などで起訴された、平和運動家で写真作家の李時雨氏に対する第二審の判決公判が昨年十二月三十日、ソウル高等裁判所で開かれ、検察側の控訴を棄却、一審に続き、二審でも無罪判決が言い渡された。

 判決文では、李時雨氏の活動を「合法的な創作活動の範囲内」であるとし、「会合・通信」の部分に関しても「日本で開かれた六・一五共同宣言二周年行事、在日米軍基地への訪問などの事実は認定するが、利敵目的であるとは認定できない」とした。

 一審では、〇七年十二月六日に韓統連の孫亨根副議長が証人として出廷し、具体的な証拠資料を提示しながら証言、韓統連に対する「反国家団体」規定の不当性と虚構性を明らかにし、検察側のずさんな捜査やでっち上げを暴露した。

 民弁のクォン・ジョンホ弁護士は、今回の判決を「公安機構強化など、公安弾圧の雰囲気に対して制動をかける判決」だと評価、「検察はすぐに上告するだろう」としながらも、「最近の大法院(最高裁)では、利敵目的性に対しては厳格な判断で判決を下しており、控訴審で無罪判決を受けた以上、楽観できると思う」と語った。


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