民族時報 第1128号(08.01.01)


【新年あいさつ@】

    6・15共同宣言実践民族共同委員会 共同委員長の新年辞

民族大団結の流れに合流しよう

郭東儀(海外側共同委員長)

 統一の風が熱く吹きつけている激動的な情勢のなかで新年を迎えました。

 昨年は統一運動の実践において、大きな前進と輝かしい成果をあげた誇らしい一年でした。

 七年ぶりに実現した歴史的な南北首脳の対面と会談によって、「南北関係の発展と平和・繁栄のための宣言」が発表されました。これによって六・一五共同宣言の全面的な履行段階へと発展する道が開かれました。

 それによって、ムンサン―鳳東間に貨物列車の汽笛が高らかに鳴り響き、定期運行を開始することになりました。

 昨年はまた、南北間の接触と協力が活発に行われ、民族の和解と団結がより一層強化され、内外の統一団体と各界人士が参加する統一行事が盛大に行われて、天を突くほど高いわが民族の統一意志を世界に力強く誇示しました。

 これらすべての成果は、六・一五共同宣言のけん引力と生活力を明確に証明するものです。

 六・一五共同宣言は、祖国統一と民族繁栄の最も正しい道を明らかにする希望のしるしです。わたしたちは六・一五共同宣言を変わることなく固守し、実践していかなければなりません。

 団結は祖国統一と民族繁栄の原動力です。民族重視と「わが民族同士」の旗のもとに、全民族の団結を実現するための闘争を、より一層力強く展開しなければなりません。

 和解と団結、平和と統一は、もはや後戻りできない時代の流れです。わたしは六・一五共同委員会海外側委員会の名において、海外のすべての同胞団体がもうこれ以上時代の流れに顔を背けることなく、民族大団結の大河に合流するよう心から訴えます。

 六月十五日を記念日とし、国家保安法を撤廃するのは十・四共同宣言の合意事項です。現政権は、任期中にこの約束を必ず履行するよう願います。

 みなさんのご多幸をお祈り申しあげます。

 

南北海外の一層の団結を

白楽晴(南側委員会常任代表)

 二〇〇八年の新年が明けました。わが民族の明るい未来を祈願します。

 〇七年は、朝鮮半島の平和と共同繁栄にとって画期的な進展があった一年でした。七年ぶりに実現した第二回南北首脳会談を筆頭に各級会談が連続的に開かれ、南北の経済協力と社会文化交流分野で数多くの成果がありました。朝米関係の変化を始めとする六者協議の進展によって、朝鮮半島は時代遅れの分断体制を解体して、平和統一の過程が躍動的に展開される根本的な転換期を経験しています。

 このような変化に対して、〇〇年の六・一五共同宣言以来、南北交流の現場で汗を流してきた民間統一運動の特別な努力が、小さくない寄与をしたことを自負します。

 〇七年十月、困難を乗り越えて実現した南北首脳会談は、六・一五共同宣言が提示した民族和解と協力の精神を再確認しながら、朝鮮半島の恒久的な平和と民族共同繁栄の土台を築いた歴史的壮挙でした。十・四共同宣言以後、南北関係はまったく新たな次元で展開しています。各級会談の合意が実行に移された結果、ムンサン―鳳東間で五十六年ぶりに、歴史的な貨物定期輸送が実現しただけでなく、京義線鉄道の利用が通例化されました。開城と金剛山において、通信、通関、通行問題の解決に大きな進展を見るなど、南と北はいまや人と物資の往来が本格化し、体で実感する統一時代を生きるようになりました。

 しかし、この驚異的な歴史的転換期を、単純に楽観できません。統一が遠い未来のことでなく、現在進行形の事件として進行してはいても、状況によって一時的な逆流と混線の可能性がないとはいえません。

 わたしたちは、ただちに南側の状況変化に正しく対処し、同時に、南北海外が知恵を集めて、国際環境と朝鮮半島の変化に賢明に対応する方案を研究しなければなりません。

 民族の未来について、危機と希望が交錯する時期であればあるほど、「民族の時」を正しく読む見識と実践が切実に要求されます。この過程で「民族時報」は在日民族社会の代弁者として、そして北側と海外、ひいては南側をつなぐ貴重な通路として、その責務は重大だと考えます。二〇〇八年が朝鮮半島はもちろん、北東アジア次元で平和と共栄の大きいな流れを、より一層確かにする一年となるよう、在日同胞のみなさんが先頭に立って知恵を発揮して下さるようお願い申しあげます。

 「民族時報」の'読者のみなさんの健勝をお祈りします。

 

新年二〇〇八年を迎えて

6・15実践北側委員会

 意義深い新年、二〇〇八年を迎え、六・一五共同宣言実践北側委員会は、民族の和解と団結をはかり祖国統一のために献身している、海外の各界団体と同胞のみなさんに、心から新年のあいさつを送ります。

 二〇〇七年は民族の尊厳と地位が最上の境地にまで高まり、民族の自主統一偉業の実現において新たな転換的局面を開いた、誇るべき一年でした。

 昨年、わが民族は、民族重視、平和守護、団結実現を祖国統一運動の三大課業として、祖国と民族の平和を強固に守りながら、六・一五共同宣言実践のための統一・愛国運動を全民族的運動として展開してきました。

 特に南北首脳の歴史的なピョンヤン会談と十・四共同宣言の採択は、わが民族史に特記すべき出来事として、全同胞に祖国統一に対する勝利の信念と楽観を抱かせ、南北関係の発展と民族繁栄の新たな時代を開きました。

 内外の反統一勢力の攻撃と戦争策動が猛威をふるうなかで、昨年北と南、海外のわが同胞がなし遂げた輝かしい勝利は、新年の統一進軍を開始した全同胞を力強く鼓舞するでしょう。

 二〇〇八年は、歴史的な十・四共同宣言の実践において新たな分岐点となる意義深い年です。

 十・四共同宣言は、六・一五共同宣言が明らかにした「わが民族同士」の精神に基づいて、南北関係の発展と朝鮮半島の平和、民族の共同繁栄と国の統一のための実践的な方法を全面的に集大成して、包括的に明らかにした行動指針であり、実践綱領です。

 北と南、海外のすべての同胞は「わが民族同士」を自主統一の旗じるしとして変わることなく高く掲げ、十・四共同宣言の実践を全民族的な運動として展開していくことにより、祖国の統一と平和繁栄の新しい夜明けを抱くようにすべきです。

 民族の尊厳を輝かせ、すべての同胞の運命を守る不敗の先軍の力があり、民族共同の統一里程標と民族の団結した力がある限り、祖国統一の歴史的緯業は必ず実現されるでしょう。

 六・一五共同宣言実践北側委員会は、常に祖国の息づかいと歩調をともにしてきた海外の各界団体と同胞が固く団結し、歴史的な十・四共同宣言実践にとりくんでいくこと確信を表明しながら、再度、新年のあいさつを送ります。

 

21世紀と平和

文東煥(海外側共同委員長)

 二十一世紀は平和の世紀とならなければならない。これが全人類の願いだ。振り返ってみると、われわれが歩んできた過去は、永い永い暗黒の日々のようだ。中世とは、教皇庁と諸王が手を握り、民衆を収奪した暗黒期だった。ルネサンスが人類に希望を与えたようだが、それが開発した物質文明は、全世界を西欧の植民地にする悪らつな武器を提供した。そしてそれはついに、せい惨な二次に渡る世界大戦を呼び起こした。

 第二次世界大戦が終わると、われわれは新たに平和な世界が生まれると考えたが、世界は冷戦時代になり、人類は恐怖のなかに追い込まれた。そして、解放を願ってきたわが朝鮮半島を二つに分けてしまった。前世紀末、冷戦が終わったが、明るい夜明けは訪れなかった。全世界を覆いつくしたグローバリズムは、貧富の格差を深化させ、朝鮮半島は依然として分断されたまま放置された。そして唯一の超大国である米国は「民主化」との旗を掲げて、弱小国への侵略をほしいままにしている。

 しかし、二十一世紀にはいって人類は、平和のために声をあげ始めた。日ごとに力をつけるNGOがそれだ。そして朝鮮半島で光を放つ祖国の平和統一運動も、二十一世紀を平和の世紀にする信号弾だ。われわれはつらい経験から学んだ。「あなたが生きてこそ、わたしも生きられる」との共生の真理。それは新世紀の最初の年に、南北首脳が会談し「平和統一」を宣言したことにあらわれた。

 朝鮮半島の平和統一は、北東アジアの平和を築き、二十一世紀の平和につながる。いまだに平和運動に逆行する勢力がいる。しかし、彼らはいずれ消えうせる霧に過ぎない。二十一世紀は、平和の世紀だ。全人類が平和を願っている。われわれは手をつなぎ、平和大行進の先頭に立とう。


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