民族時報 第1111号(07.04.15)


【インタビュー】未来の希望与えたい/民族運動で運命開拓

    韓統連愛知 趙基峰代表に聞く

 八日に開かれた韓統連愛知本部結成大会で代表委員に選出された趙基峰氏に決意や抱負、今後の運動の方向性などについて聞いた。

 ――今回の大会で韓統連愛知本部の初代代表委員に選出された今の気持ちは。

 「わたしは一九七四年に初めて韓青に出会い、民族運動に参加するようになった。その後、韓青愛知県本部委員長を経て、現在に至っている。これまでは東海本部の姜春根代表委員の指導のもとに運動を継続してきたが、韓統連組織の拡大・発展により、東海本部を愛知、三重本部体制に整備し、強化するなかで代表という重責を担うことになった。責任の重さにおしつぶされそうになるときもあるが、愛知の同志、全国の同志の温かい激励を受けて、今後の運動に決意を固めている」

 ――本部結成に至る過程について。

 「韓統連東海本部は愛知、三重の二地域にまたがる本部だった。愛知の場合、韓青が民団から傘下団体取り消しの不当処分を受けたため、花郎会という青年組織がつくられた。しかし、青年の正義感が民団と衝突するようになり、このままでは青年運動ができないということで、一九七四年秋に韓青全国路線に復帰した。その過程で多くの青年幹部が去っていき、愛知独自の活動が困難な状況になった。そこで愛知の青年運動を再建するため、三重の協力をえたことが東海本部の基礎となった」

 「また、この地域には東海地方韓国民主化促進協議会(韓民協)という大人の組織があった。韓民協と愛知、三重の韓青OB・OGでつくったのが韓民統(現韓統連)東海本部だ。東海本部はこの間、愛知と三重の両地域で自主・民主・統一運動を展開してきた。そして韓青の卒業生が韓統連に参加するようになり、特に昨年、大幅に組織拡大を果たしたことにより、愛知と三重の地域に密着した運動を展開するようにと、二本部体制へと移行することになった」

 ――組織強化のために重点的に取り組もうと思っている課題は何か。

 「まずは、組織内外、連帯勢力の名簿整理を進め、積極的な活動の土台としたい。また会員獲得のため定期的な学習会を行いたいと思っている。五月から中央本部作成の『ウリ歴史教科書』を活用して、歴史セミナーを始める。そして、韓国語教室も始めたい」

 ――韓統連は「二年計画」を全力で取り組んでいるが、愛知での展開は。

 「昨年の民団と総連の五・一七共同声明は、本国の六・一五時代に呼応して在日においても和合を進めようとする画期的なものだった。残念ながら、国内外の反統一勢力や民団内の守旧派・抵抗勢力の妨害、日本の公安、マスコミによる猛烈なバッシングで、改革と和合を掲げた民団中央の前執行部は退陣に追い込まれた。しかし、五・一七共同声明は確実に生きており、その目的は達成されなければならないと思っている。そのため愛知本部は積極的に同胞社会に入っていき、和合の必要性と未来への希望を提供していきたいと考えている。具体的には、署名運動を積極的に展開していく」

 ――最後に一言あれば。

 「わたしは二十二歳のときに民族運動に出会い、それによって人生が変わった。それまでは、自分が韓国人であることを隠すのに必死で、そのころを振り返ると辛くいやな思い出ばかりだ。民族運動に出会ってからは人間らしく、いきいきと生きられるようになった。それから三十三年が過ぎたが、その間、わたしは多くのことを学び実践してきた。いま強く思うことは、わが民族の真の解放と幸せは、分断された祖国が一日でも早く統一されることだということだ。在日のわたしたちも祖国と運命をともにすることで、真の解放と幸せがえられると思う。わたしはこんな思いで、代表委員の役職を務めたいと決意している。最後に、中央本部の指導と全国の同志の激励、支援をお願いする。祖国統一のその日まで全力で闘っていきたい」


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