民族時報 第1006号(03.05.21)


【記事1】

    第10回南北閣僚級会談で6項目に合意

核問題の平和的解決を 共同報道文を発表

 南北は、盧武鉉政権誕生後初めての第十回南北閣僚級会談を四月二十七日から二十九日までピョンヤンで開き、北朝鮮の核問題について対話を通して平和的に解決するなどの六項目に合意し、共同報道文を発表した。(関連記事は下記)

 初日の基調発言で、南側の丁世鉉首席代表(統一部長官)は「最近、北京での三者会談で北側が核保有を是認したとの話があるが、事実か」と問いただし、事実ならば朝鮮半島非核化共同宣言に違反するため、核施設だけでなく核兵器も廃棄しなければならないと主張した。

 これに対して、北側の金リョンソン首席代表(内閣責任参事)は「北京会談でわが方が新しく大胆な提議を出した」とし、最近の韓米合同軍事演習やイラク戦争などと関連した南側の非常警戒態勢が南北の関係発展に支障を来していると指摘した。

 会談で南北双方は@六・一五共同宣言の基本精神の再確認と履行A核問題の平和的解決へ協力B六・一五民族統一大祝典の開催と定例化支援。二○○三年夏期ユニバーシアードに北側選手団などの参加C経済協力事業の積極推進などに合意した。

 南北は次回会談を七月九日から十二日までソウルで開く。

 

資料・南北長官級会談共同報道文

 第十回南北閣僚級会談が二〇〇三年四月二十七日から二十九日までピョンヤンで開かれた。会談で、双方は歴史的な六・一五共同宣言を実践していくうえでの相互の関心事を真しに協議し、次のように合意した。

一、南と北は、六・一五共同宣言の基本精神を再確認し、共同宣言を変わることなく引き続き徹底して履行していくことにした。

二、南と北は、朝鮮半島の核問題に対する双方の立場を十分に協議し、この問題を対話を通して平和的に解決するために引き続き協力していくことにした。

 三、南と北は、六・一五共同宣言三周年を契機に開催される六・一五民族統一大祝典が和解と協力の雰囲気のなかで順調に進められるようにし、これから定例化できるよう支援する。双方は、八月に大邱で開かれる二〇〇三年夏期ユニバーシアードに北側選手団と応援団が参加する問題を協議することにし、南側はこれに対する便宜を積極的に保障する。

 四、南と北は、双方の間ですでに合意し履行中か、予定されている経済協力事業を積極的に推進する。双方は、京義線と東海線の鉄道、道路などの連結行事と、開城工業団地の建設着工式問題、金剛山観光事業問題、同胞愛の人道主義的問題など、協力事業が成功的に推進されるよう必要な措置をとる。双方は、経済協力事業で提起される問題などを協議、解決するために、南北経済協力推進委員会第五回会議を五月十九日から二十二日までピョンヤンで開く。

 五、南と北は、離散家族問題の解決を積極的に推進する。双方は、離散家族面会所の着工式を早い時期に開催することにし、第七回離散家族面会は六・一五共同宣言三周年を契機に金剛山で実施する。

 六、南と北は、第十一回南北閣僚級会談を七月九日から十二日までソウルで開催する。

 二〇〇三年四月二十九日 ピョンヤン


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