民族時報 第1099号(06.10.01)


【焦点】首脳会談で単独、覇権主義を批判

    非同盟運動の再生宣言

 平和と公正な世界秩序の樹立を目指して九月十五、十六日の両日、キューバの首都ハバナで開かれた第十四回非同盟諸国首脳会議は「現在の国際情勢における非同盟運動の目的、原則、役割に関する宣言」などを採択し、閉幕した。非同盟運動が事実上再生し、新しい段階の始まりを印象付けた。今回の首脳会議には、正式参加国が前回より二か国増えて百十八か国になった。

 首脳会議の最大の特徴は、国連憲章を中心とする平和の国際秩序の擁護が強調され、それを破壊する「単独行動主義や覇権主義的支配」に対する批判が相次いだことだ。そのなかで、公正な国際関係を樹立するための非同盟運動の積極的な役割が強調された。

 首脳会談が採択した総括文書の一つ「ハバナ宣言」は、非同盟運動の目的の第一に「多国間主義の促進と強化」を掲げ、「単独行動主義と成功裏に立ち向かうために団結し、行動を強めることが、かつてなく求められている」としている。また「一方的かつ不当な基準に基づいて諸国を善か悪かで分類することに反対し、非難する」との文言も盛り込まれ、ブッシュ政権の「テロとの戦争」を公然と批判、対決する姿勢を鮮明にした。

 会議に参加した北朝鮮の金永南・最高人民会議常任委員長は同十六日に演説し、公正な新国際秩序の樹立を主張した。金永南常任委員長は、米国が六者協議共同声明での自分の公約を覆し、われわれに一方的な制裁を加えることで六者協議をこう着状態に陥らせ、その展望を計り知れない局面へと情勢を導いたと指摘。このような状況を無視して、われわれに無条件で協議復帰を要求するのは、何によっても正当化できず、われわれは決して制裁の帽子をかぶったままでは協議に臨まないことを強調した。

 さらに、朝米間の核問題は、米国がわれわれの自主権を尊重し、敵視政策を平和共存政策にかえ、朝鮮半島とその周辺ですべての核兵器と核戦争の脅威を根源的に一掃するときに最終的に解決されると述べた。

 会議で採択された文書では、朝鮮半島の自主的平和統一をめざす朝鮮人民の正義の偉業と核問題の平和的解決に全面的な支持を表するとともに、昨年九月の六者協議共同声明の原則とその迅速かつ円滑な履行に支持を表明した。

 アジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国の「団結」「連帯」を象徴する非同盟運動の潮流はブッシュ政権を確実に包囲、追い詰めている。


[HOME] [MENU] [バックナンバー]