民族時報 第1099号(06.10.01)


【トップ記事】平澤第4回平和大行進 住民・市民2万人参加/基地拡張反対高らかに

    米軍との再交渉を要求

 平澤米軍基地の拡張反対を訴えて九月二十四日、ソウルで「平澤米軍基地拡張の全面再交渉を要求する第四回平和大行進」が開かれた。米国による対北圧力が強まり、韓国政府の軍事保護施設区域の指定や住宅撤去などで基地拡張が強行されるなかで開かれたこの日の行事は、全国から市民団体の会員や青年学生、平澤住民、一般市民ら約二万人が参加し、「朝鮮半島に平和を」「住民に人権を」「戦争基地拡張中止」などのスローガンを掲げ、大規模で大衆的な反米反戦運動となった。

   

 今回の行事は、市民団体が「十万準備委員募集」「全国行進」など大衆参加を実現するため一か月にわたって集中的に準備してきたもので、集会、演説のほかにも文化公演や演劇、子どもたちのためのフェイスペインティングなど大衆的な行事も行われた。

 本行事に先がけ、龍山米軍基地前で市民団体の会員およそ二千人が「九・二四第四回平和大行進事前集会」を開いて行進をし、国防部の前で「ブッシュ政権糾弾」「盧政権糾弾」「基地拡張を中止しろ」「韓米FTA反対」などのスローガンを叫んだ。

 その後、ソウル市庁前で「九・二四平和大行進本大会」が開かれ、演説に立った全国連合の呉宗烈議長は「防衛目的ではなく攻撃を目的とした韓米同盟と戦略的柔軟性計画にしたがい、平澤米軍基地拡張が米国の機動部隊の前哨基地として準備されている。これは、私たちの意思と関係なく戦争の惨禍をもたらすことを意味する」とし、「平澤米軍基地建設に反対することは、朝鮮半島の平和を守ることであり、わが民族の運命を外勢に委ねることはできないという自主的権利を守ること」と語った。また韓国キリスト教教会協議会・教会と社会委員会の文テゴル委員長は「平澤の大秋里が撤去され、駐韓米軍の戦略的柔軟性にともなう基地拡張がなされれば、戦時作戦指揮権をだれが握っていようが、朝鮮半島は米国の世界覇権のための戦争に巻き込まれざるをえない」とし、「進歩陣営が団結した組織を建設し、南北共助のあらゆる方法で国の自主と平和を守ろう」と訴えた。

 民主労総、全農、民主労働党の代表らも「九月二十四日は民主労総、全農、民主労働党が大秋里、トドゥ里を守る偉大な闘争を宣布する日」であり、「十一月の民衆総決起で盧政権を屈服させ、米国を追い出し、平澤を守り抜こう」と宣言した。

 この日の行事には各界の文化・芸術人らも多数参加し、トドゥ里出身の歌手、鄭泰春も歌を披露しながら、平澤での闘いへの支援を訴えた。

 参加者らは決議文を通して「太陽政策の継承者を自称し、米国に対して堂々たる大統領になると言っていた盧武鉉大統領は今、米国の戦争基地建設の先頭に立って二十一世紀の民主国家では容認できない犯罪行為をほしいままにしている」「盧大統領は手遅れになる前に国民の声に耳を傾け、金ジテ里長を釈放し、米国との再交渉を行わなければならない」要求した。また、韓米FTA交渉の中止と米軍基地拡張計画撤回を要求するとともに、もし米軍基地拡張を強行するなら、十一月の民衆総決起を通して汎国民的な闘争を展開すると警告した。


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