民族時報 第1068号(05.06.21)


【演説】自主は平和統一の生命線/民族共助で6・15の実践を

    6・15統一大祝典海外側基調演説

郭東儀(6・15共同委員会共同委員長)

尊敬する南と北、海外代表のみなさん。

 ピョンヤン市民のみなさん。

分断後初めて実現した南北首脳の歴史的な出会いと会談の結果、祖国統一を念願する全同胞の願いを反映して内外に厳粛に宣布した 六・一五共同宣言発表五周年を迎える意義深いきょう、共同宣言が発表されたピョンヤンで開かれた「六・一五共同宣言発表五周年記念民族統一大祝典」に参加した南、北、海外代表のみなさんに熱いあいさつを送ります。

特に六・一五大祝典をともに記念し、祝うために参加してくださった南北の政府代表団のみなさんに熱烈な歓迎のあいさつと高い敬意を表します。

三月初めに金剛山で開いた六・一五共同委員会の結成の集いに続いて、こうして開いている大会は歴史的な六・一五共同宣言実践のための全同胞の確固とした意志を誇示し、その実現の道で新たな活路を開き、「わが民族同士」の理念のもとに南北、海外同胞が力を合わせて分断の悲劇を終わらせ、民族繁栄の新たな歴史の創造へと力強く踏み出したもう一つの大きな歩みになると考えます。

みなさん。

歴史的な六・一五共同宣言は、「わが民族同士」の理念が生み出した民族大団結の崇高な経綸であり、民族復活宣言です。

六・一五共同宣言が発表されることで、不信と反目、憎悪と排斥の恥辱に満ちた過去と決別し、同胞愛で熱くなった両手をとり合って民族自主と祖国統一のための挙族的な闘いに、意思も、心も、声も合わせて前進する民族大団結の歴史的な絵画が描かれました。

その絵画があまりに感動的であり、そして全民族があれほどまでに願った熱望なので、かけがえなく貴重な、祖国統一を願うその種が、たわわに実るように南北、海外の全同胞がこん身の努力を払ってきました。

六・一五共同宣言発表後、政治、経済、文化をはじめ多くの分野で会談と協力、交流と往来が活発になる過程を通して、相互理解が深くなり「わが民族同士」の理念もとに祖国統一力量が日々拡大強化され、自主統一機運がより一層熱く高まっています。

われわれは高揚した雰囲気を一層高めて祖国統一を早めなければなりません。

 尊敬するみなさん。

今年は祖国光復六十年とともに民族分裂六十年の年です。

民族分裂の年に生まれた分断世代が還暦を迎えるほどに長い歳月のなかで、民族が経験した不幸と苦痛はいかばかりであり、流した血と涙もまた、どれほどのものだったでしょうか。血と涙の悲劇の歴史をこれ以上引き延ばしてはなりません。

 そのうえ、最近外勢によって戦争の危機が高められ、日本による領土侵奪と歴史わい曲行為が激しくなっており、祖国に押し寄せる災難の波とうは日増しに高まっています。

 現在の厳重な情勢は、全同胞が覚悟と決心を固めて民族の自主権と国の平和を守るために、祖国統一の聖なる偉業をなし遂げるために、挙族的に立ちあがることを切実に要求しています。

 祖国統一の勝利の道はまさに六・一五共同宣言を実践することにあります。

六・一五共同宣言はすなわち自主宣言です。

民族自主は民族の自尊と繁栄、統一に直結する民族の生命線です。

祖国統一を好ましく思わない内外の反統一勢力は、はなはだしくは南北間の協力まで遮断しようと策動しています。これを黙認するなら、南北間の交流と協力事業は前進するのが困難になります。

われわれは民族の自主権を抑制して統一を妨害するいかなる外勢も絶対に容赦してはならず、わが祖国の地で外国軍の駐屯と干渉に終止符を打つために全同胞が力を合わせて努力しなければなりません。

六・一五共同宣言は平和宣言です。

平和は民族の存立に直結する死活的な問題で、同胞の安全と繁栄のための必須的な要求です。平和を守ることは現在、わが同胞に課せられた最も重要な責務の一つです。

現在われわれが看過してはならないことは、駐屯軍の「削減」をうんぬんしながらも、実質的に戦力を増強していることです。

 このような状況で祖国では、いつ戦争が起こるかわからない状況になっています。万一、外勢による北侵攻撃が敢行されるなら、祖国全体に惨禍がおよぶことになります。

 われわれはこのとてつもない災難を阻止して、平和を確固として定着させなければならず、そのために反戦平和運動を強力に展開しなければなりません。

祖国と民族を愛する者なら海外で暮していようと、また南に住もうと、北で生きていようと関係なく、みんながすべて力を合わせて戦争に反対し、平和を守るための聖なる闘いに一丸となって立ちあがらなければなりません。

六・一五共同宣言は民族大団結宣言であり、統一宣言です。

民族大団結は祖国統一のカギであり、祖国統一は民族大団結の結晶体です。民族の大団結を実現しようとするなら思想と理念、政見と信仰の差異を超越しなければなりません。

 主義主張が違うからといって互いに排斥して異端視するなら、いつになっても民族的な団結をなし遂げることができず、統一も期待できません。

 われわれは一つの国のなかで思想が異なり、政見が違い、信仰を別にする人びとが互いを容認してともに生きていくことに習熟しなければならず、それを現実として受け入れなければなりません。思想と理念が異なり、主義主張が違うことは、決して祖国統一と民族の繁栄のための愛国の道で手を取り合って進むことの障害にはなりません。

 すべての同胞は分断の受難史を終わらせ、統一された祖国を子孫に譲り渡すために、民族の隆盛繁栄と幸せのために、民族大団結を実現する道にともに歩み出さなければなりません。

 六・一五共同宣言を実践して祖国統一を促進しようとするなら、南と北、海外のすべての同胞らが、必ず民族共助を実現しなければならないと考えます。

 民族共助は六・一五共同宣言で明らかにされた「わが民族同士」の理念を実現する具体的方途になるといえます。

 血を分けた民族よりも貴重な存在はなく、民族共助以上に威力ある力もありません。

 祖国の地から戦争の黒雲を吹き飛ばして平和を守るカギも民族共助にあり、平和統一の大門を開いていく力も、まさに民族共助にあります。

南と北、海外のすべての同胞らは自主と平和、団結と統一の原動力になっている民族共助を大々的に実現するための愛国の道へ積極的に進み出なければなりません。

 わたしはきょうのこの歴史的な大会が民族共助を広範に実現し、六・一五共同宣言を実践して祖国統一偉業を促進するうえで新たな局面を開く歴史的な事変として、わが民族の統一運動史に輝く新たな章として記録されると確信します。

 ありがとうございました。


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