民族時報 第1059号(05.03.11)


【記事3】

    与党議員が大捷碑返還を靖国に求める

  東京・九段の靖国神社境内に立つ石碑「北関大捷碑」(ほっかんたいしょうひ)の返還を求める与党ウリ党の金元雄、李鍾傑両国会議員が三・一節八十六周年を迎えた一日、靖国神社を訪れ、同神社の南部利明宮司らと面談、趣旨を説明しながら石碑の返還を求めた。

 これに対して、南部宮司は「石碑は元は北朝鮮咸鏡北道にあったもので、南北政府が合意し外交ルートを通して日本政府に正式依頼があれば、日本政府の要請により速やかに返還する方針だ」と表明し、同意した。

 この後、両議員は石碑の二百メートル手前から「三歩一拝」し、石碑前で記者会見した。李議員は声明を通して「(略奪から)百年にもなるのに、いまだに北関大捷碑を取り戻せないでいることが恥ずかしい」と表明した。会見には韓統連や韓青のメンバー十人が同席した。

 これに先立って、両議員はこの日午前、外務省を訪ね、応対した谷川秀善・外務副大臣に石碑の返還を要請した。谷川副大臣は積極的に努力することを約束した。

 「北関大捷碑」は、豊臣秀吉の命を受けた加藤清正軍が一五九二年に朝鮮を侵略した際、北朝鮮咸鏡北道の住民らが義勇軍を組織して立ち上がり、加藤軍を撃退したことをたたえてその地に建てられた戦勝碑。一九○五年の日露戦争のときに日本軍の将校が奪い去り、日本に持ち帰った。今は靖国神社が保管している。


[HOME] [MENU] [バックナンバー]