民族時報 第1046号(04.10.01)


【企画】

    韓統連故国訪問団成功に向けて(下)

韓統連故国訪問団を心から歓迎する

   崔炳模(韓統連故国訪問団歓迎委員会常任代表)

 実りの秋がやってきました。民族の名節、秋夕(旧暦八月十五日)も目前に迫っています。

 名節が近づけば、故郷が一層なつかしくなるのは、人の情のありようではありませんか。自分が生まれ育ち、親せきが暮らす故郷の山河がなつかしくない人がどこにいるでしょう。それにもかかわらず三十、四十年を超える長い歳月を、遠くはなれた日本で、ひたすら祖国の民主化と統一のために献身してきた韓統連の先生方は、故郷の土地さえも自由に訪問できませんでした。途方もない思想の足かせをかけられ先生方の故国訪問を妨げてきたわが祖国の現実は、あまりにも胸痛むものです。

 わたしたちは先生方が一九七三年の韓民統創立以後から今日まで、たゆまず継続してこられた祖国の民主化と統一のための努力と活動に深い尊敬と賛辞を送っています。一方で、わたしたちは、先生方の昨年の初訪問にいたる長い歳月、先生方を故国にお迎えできなかったことを恥かしく思います。しかし、離別が長かったために、再会の喜びは一層大きく深かったのだと、みずからを慰めています。

 昨年に続いて今年もわたしたちは、韓統連の先生方の故国訪問を熱烈に歓迎します。わたしたちは八月十八日、韓統連故国訪問団歓迎委員会を結成し、みなさんの歓迎準備に入りました。そうして国内の民族民主団体と政党、市民、社会団体などに韓統連故国訪問行事と韓統連の活動を積極的に広報しています。アンサンブル「その日のために」の韓国初の公演に関しても、数度にわたって広報しています。昨年、韓統連代表団二十九人が故国を訪問された成果を土台に、今年は韓統連の名誉回復と故国への自由往来を完全になし遂げようということです。

 そして、郭東儀常任顧問と金政夫議長以下、代表団のみなさんが祖国に到着される十月十日を指折り数えています。今回の故国訪問が、南北と海外の七千六百万同胞とともに、真の和合の契機となるよう期待しています。

 昨年、健康上の問題で故国訪問を目前にして、それをあきらめなければならなかった郭東儀常任顧問も、今回は必ず故国を訪問されて、お会いできることを祈願します。郭東儀顧問以下、代表団のみなさんはどうか健康に留意されますように。

 祖国の地で出会えることをお待ちします。(二〇〇四年九月二十二日記)

 

すべての民主化、統一勢力の要に

   吉松繁(日本キリスト教団王子北教会)

 今回、二回目の韓統連故国訪問団の活動に心より敬意を表します。今回の訪問に際して特筆すべきは、国内歓迎委員会の大規模な組織化による共同行動が計画された点にあると考えます。その行動の目的を見ると、@独裁政権による「反国家団体」規定の撤回と名誉回復A在日の韓国民主化運動の正しい理解と宣伝B韓統連の歓迎と慰労をする――ことにあるとしています。

 この三点のいずれもが、きわめて当然の事柄でしょう。しかし、この民族的大義を否定し、民主化と統一運動の弾圧をもくろんだのが独裁政権でした。わたし自身、二十四年余に渡り、訪韓を拒否されてきました。金大中大統領の直接的な招待によって大統領就任式に参席を許された経験をもっています。

 もし、韓統連が七〇年代から故国との自由往来が可能であったなら、故国の民主化と南北統一の大事業はもっと促進していたことは想像に難くありません。

 単に、過去を悔やみ、憤るのみではなく、いまこそ、南北統一のための海外勢力の大結集をもって、故国のすべての民主化・統一勢力の要となっていただきたいと希求するのは、わたしだけではないはずです。

 どうか、精一杯のご活躍と大きな成果をあげてください。


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