民族時報 第1045号(04.09.21)


【主張】

    故国訪問事業を成功させよう

  韓統連は十月十日から十二日までの日程で、約百五十人の代表団による故国訪問事業を行う。

  今回の故国訪問事業を必ず成功させて、韓統連の名誉回復と故国への自由往来をより確固としたものにしなければならない。

 そのためには第一に、今回の故国訪問事業の意義をしっかりと認識することが何よりも重要だ。韓統連の名誉回復問題は、在日同胞による民主化運動と統一運動に対する歴史的評価を正すことをとおして、二つの課題を実現することを目的としている。ひとつは、自主・民主・統一運動における海外同胞運動の位置と役割について正しく認識し、国内外同胞の団結を強化することだ。次に、在日同胞の真の和合を促進し、祖国と在日同胞の新たな関係を作り出していくことである。今回の訪問が、こうした課題の実現に貢献するよう奮闘しなければならない。

 第二に、今回の故国訪問事業の意義と内容を地域同胞、連帯勢力、マスコミなどに幅広く訴え、支持・賛同の輪を広げていくことである。機関紙・民族時報と紹介リーフレット、ホームページを積極的に活用しながら、「韓統連の名誉回復と韓国への無条件自由往来のための対策委員会」とともに各地で開く「韓統連故国訪問団の成功を願うつどい」を通じて、宣伝・広報を繰り広げることが重要である。

 第三に、故国訪問事業を組織強化事業と密接に結びつけて展開することである。昨年の故国訪問事業の成功によって韓統連の名誉回復問題は実質的に大きく進展し、多くの在日同胞が韓統連に期待し運動のさらなる発展を願っている。故国への自由往来が実現することによって、在日同胞と祖国をつなぐ韓統連の役割がますます高まるだろう。

代表団は、公式行事としてソウルの四月革命、光州の五・一八国立墓地を訪問する。四月革命は、今日にいたる在日韓国人民族民主運動の原点ともいえる歴史的契機であった。四月革命の息吹の中で在日韓国青年同盟(韓青)が出帆し、在日同胞の権益擁護を最優先にして本国政府の政策については是々非々の立場をとるという民団自主化宣言(第三宣言)が発表されたのだ。以降、朴正熙軍事独裁政権の干渉と圧力のもとで、民団民主化闘争が熾(し)烈に展開され、韓民統結成にいたるのである。

 また、光州民衆抗争は、反外勢民族自主を救国運動の基本路線とする「韓民統第二宣言」によって、韓統連の運動路線を自主・民主・統一運動として鮮明にする歴史的契機となった。四月革命と光州民主化運動の国立墓地参拝は、韓統連の運動の軌跡をたどる歴史踏査事業でもある。

今回、故国訪問団は韓統連の三十年にわたる自主・民主・統一の闘いを表現するアンサンブルと在日同胞青年学生の祖国と民族、統一への熱い思いをこめた文化発表を上演する。この文化公演は、国内同胞の在日同胞に対する理解を深め、同胞愛にもとづいた国内同胞との団結を強化することだろう。

全力をあげて故国訪問事業を必ず成功させよう。


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