民族時報 第1042号(04.08.11)


【主張】

    8・15光復節59周年を迎えて

 光復節を迎えてわれわれが銘記しなければならないのは、それが日本帝国主義の鎖から解き放たれた歓喜の日であると同時に、朝鮮半島に米国という新たな侵略者・支配者が登場することで始まった、不幸な歴史の始まりの日であったということだ。あの日から五十九年の長い歳月が流れたが、韓国に駐留する米軍は相変わらず自主権を奪ったまま居座り続けている。米軍は先祖代々の土地を軍事基地として強奪し、実戦さながらの演習で荒廃させ、女子中学生をはじめ国民をいとも簡単に殺害してきた。

 米軍はわれわれの同族である北朝鮮への先制攻撃のため、最新の殺人兵器を持ち込むだけではあきたらず、朝鮮半島全域を廃虚にする核兵器さえ配備しているとも言われている。そのうえ最近では「米軍の再編成」として新たな軍事基地の提供を韓国政府に強要するとともに、日本やグアムの米軍基地からも、即時に大量破壊兵器を南に投入できる体制を強化することで威かくを強めている。イラクに対する米軍の侵略戦争と無差別殺人を見るなら、米国の正体はあまりにも明らかである。そのイラクへの大量派兵を韓国に強制することで、韓国軍をイラク侵略戦争の共犯者にしようとしている。また「北朝鮮人権法案」で北朝鮮の体制転覆を執ように追求している。

 五十九回目の光復節を迎えても、わが民族はいまだに真の自主独立、統一、平和を達成していない。われわれは諸悪の根源が駐韓米軍の存在にあり、米国の支配と干渉にあることを再確認しておかなければならない。

 しかし、米国の力はけっして絶対的なものではない。北朝鮮を孤立させようとした六者協議では逆に米国が孤立を深めている。イラク民衆の抵抗によってイラク戦争は泥沼化している。なによりも全世界の民衆が米国の本質を認識し、侵略戦争と内政干渉に反対して立ち上がっている。とりわけ南北、海外の団結闘争は、確実に米国に打撃を与えている。

 民族の団結した力と闘争に依拠してこそ、米国の朝鮮半島での戦争策動を破たんさせ、不当な内政干渉を阻止することができる。そうしてこそ念願の自主統一を達成することができるのである。六月十五日、南北、海外の同胞が一堂に会して仁川で開催されたわが民族大会で「来年を祖国統一の元年にしよう」と決議した。

 光復節五十九周年を迎え、来年を「統一元年」にするために、われわれは改めて決意を新たにしなければならない。


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