民族時報 第1035号(04.05.21)


【焦点】韓統連など、総連に義援金伝達

    竜川爆発事故、内外で救援運動が活発

 四月二十二日に起きた北朝鮮の平安北道竜川駅構内列車爆発事故の被害は、その後も増えつづけている。最近の竜川郡災害対策委員会(張松根委員長)の発表によると、死者約百六十人、負傷者約一千四百人、被害総額は三百九十億円にのぼる。

 これに関連して、韓統連(金政夫議長)は同二十六日、同胞愛に基づいて支援運動を積極的に進めることを明らかにし、在日同胞や日本の市民らに募金を広く呼びかけた。

 韓統連は同三十日、第一次支援として組織内で緊急に集めた義援金五十万円を総連に伝達した。この日、韓統連の郭秀鎬副議長と朴南仁組織局長が総連中央本部を訪ね、゙令鉉副議長(竜川被害同胞支援・総連救援運動中央対策委員会委員長)と韓正治国際・統一局長と面談した。

 郭副議長らは席上、支援運動の趣旨を説明し、@「同胞愛」に基づいて義援金を緊急に集めたことA民族時報を通して、引き続き同胞や日本人に支援を訴えながら各地で支援(募金)運動を展開していく、ことを明らかにした。これに対して、゙副議長は感謝を表明するとともに、「六・一五北南共同宣言の精神に沿って、『わが民族同士』力を合わせて統一に向かう過程で、今回の韓統連の温かい同胞愛が大きな助けになることを確信する」と述べた。

 韓統連は現在、韓青、民主女性会、学生協などと支援運動を展開中だ。今月末まで各地の在日同胞や日本の市民らに募金を呼びかけ、第二次義援金として北側に伝達する。募金の送り先は、郵便振替00150―3―180052(民族時報社)。「竜川支援募金」と明記のこと。

 また、韓国内でも支援活動が活発だ。政府は百万ドル(一億九百万円)相当の緊急救援物資を支援したほか、三百億ウォン(二十八億円)相当の追加支援を決定。四日、大韓航空貨物機がセメントなど復旧資材を積んで初めて平壌の順安空港に到着した。七日にも、救援物資を積んだトラック二十台が京義線道路を通って開城に到着、北側に引き渡された。

 また民間レベルでも、「北側竜川に新たな希望を」汎国民キャンペーンを展開する九十の市民、社会団体が四月末、十万ドル相当の第一次緊急物資を北側に送ったほか、今月二十日まで各地で募金運動を行い、第二次分支援物資を送ることにしている。

 日本でも民主党や社民党などが支援金を伝達したほか、民間団体の日朝国交促進国民協会(村山富市会長)が五百万円を目標に募金活動を行っている。ピースボートやI女性会議、北朝鮮人道支援の会など七団体も四月末、被災者救済日本連絡会を結成、一千万円を目標に募金を呼びかけている。

 こうした国際的な支援をもとに、竜川地域では毎日二万人の労働者が動員され、三か月をめどに住宅や道路などの建設、補修工事が急ピッチで進められているという。


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