民族時報 第1032号(04.04.11)


【投稿】深まった団結と確信

    南北海外青学代表者会議に参加して

李英鎬(韓青中央統一部長)

 「青年が立ちあがれば祖国が生きる」という言葉がある。

 まさにこの言葉どおりに、わたしたちは今年の統一運動の先頭をきって三月二十一日に中国・瀋陽で、戦争の危機が高まる情勢における青年学生の統一運動の課題と具体的な事業を討議し合意するために、権威と責任ある「南北海外青年学生団体代表者会議」を開いた。

 六・一五共同宣言の発表以降、青年学生の次元で南北海外三者の「合法的」な出会いが実現したのは、二〇〇二年十月に金剛山で行われた「青年学生統一大会」以来、二度目となる。今回の会議で、海外で活動する青年学生団体が確固とした統一運動の主体としての位置を占めたのは、九〇年代に決死的で持続的な三者連帯運動を展開して多大な成果をかち取ってきた汎青学連闘争の結果であろう。また、祖国統一が海外同胞にとってどれほど切実であり、国内青年とおなじように統一なくして生きられない兄弟であることが、これまで以上に深く認知されてきたあかしだともいえる。

 会議は開催地の在中朝鮮人青年連合会委員長の司会で進められ、南北海外の団体代表が紹介されたのち、それぞれの地域を代表して祝賀演説が行われた。演説は異口同音に、青年学生が先頭で六・一五共同宣言の精神で祖国の自主的平和統一を実現しようと強調した。まさに「共同宣言は民族の未来を担う同胞青年学生の血肉になっている」と実感できた。

 続いて討論が行われた。在米同胞をはじめ海外同胞の討論は、海外に住んでいるがゆえに「民族」という言葉への思いの深さや、世界に堂々と誇れる統一祖国の必要性など特色ある内容が発表されて、国内青年らの注目と関心を引いた。

 最後に南北海外代表による「代表者宣言」の朗読があり、会場は熱い拍手が鳴りやまなかった。

会議は合意書、@わが民族に対する誇りと自負心を持ち、民族共助の力で祖国の自主的平和統一をなし遂げるために積極的に運動することAあらゆる妨害をはねのけて六・一五共同宣言を守り履行することB六・一五共同宣言履行のためには南北海外青年学生間の交流と協力が重要であることを確認し、持続的に発展させることCとりわけ今年は青年学生間の連帯を強化するため「北側遺跡共同踏査」と「青年学生統一大会」を開催することにし、実務協議を五月中旬に金剛山で行うこと――を発表し、満場一致で採択した。

 開始前のやや緊張した面持ちとはうってかわって、最後は全員が信頼と自信に満ちた表情となり、会議は終了した。

 会議の成功を祝うために準備された宴会では、会場のいたるところで統一のスローガンがこだまするなど、青年らしいはつらつとした交流となった。開催地・中国の地域性(中国酒は最低でも四十二度以上らしい)も手伝って、わたしたちは若さを爆発させ、歌自慢や肩を組んでの統一列車遊びなど、全員があっという間に一つになり、完全に「統一」してしまった。

 米国の戦争策動と直接対峙(じ)し、常に緊張にさらされている北側代表はもちろん、「弾劾政局」で何十万人が街頭で民主主義を守護するため連日激しい闘争が展開されているなか、この会議に参加するという大英断を下した南側の各団体代表らに、心から敬意を表したい。

 また海外代表も、二十時間以上かけて参加した米国代表など、困難を克服して集まることで海外青年団体間の連帯も新たな局面へと突入した。また在日青年団体間でも、六・一五共同宣言支持のもとに連帯の幅が着実に広がりつつある。

 この会議の成果を土台に南北海外青年学生は、統一運動の先駆者として、二〇〇四年の運動をけん引していけると確信している。


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