民族時報 第1012号(03.07.21)


【主張】

    さらに活発化する南北交流

  米日の対北圧殺策動で朝鮮半島の戦争危機が高まるなか、民族協調で危機をくい止めようとするかのように、南北協力・交流事業が堰(せき)を切って活発に展開されている。 

第十一回南北閣僚級会談は核問題を適切な対話の方法で平和的に解決することにし、民族団結を強化するのに大きな意味を持つ南北経済協力事業については第六回経済協力推進委員会をソウルで開き、中秋を契機に大規模な第八回離散家族再会事業と面会所建設着工式を行うことに合意した。経済協力がすみやかに推進される見通しであり、離散家族にとってはまたとない朗報だ。

 今月末には、全国教職員労働組合(全教組)の教師約百三十人が北朝鮮の教員団体の招請で訪北し、相互の教育交流方案を論議することになった。

 八月の南北交流はまったく目をみはるほどだ。八・一五には南・北・海外がともに行う民族統一大会がピョンヤンで開かれる。八・一五民族統一大会は民族の団結をさらに高め、反戦平和と六・一五宣言貫徹に対するわが民族の固い意志を全世界に力強く誇示することになる。大邱ユニバーシアード大会に北側は選手団と応援団など五百二十九人を派遣し、開・閉会式に「統一旗」を掲げて南北が共同入場する。大邱地域の市民団体は早くから「統一ユニバーシアード市民連帯」を結成し、ユニバーシアードを統一大会にしようと努力している。またKBSは人気番組の「素人のど自慢大会」をピョンヤン市内のモランボンで実施する計画を立てている。統一の歌などピョンヤン市民の歌の力量を競うのど自慢を、南北民衆が同時に見ることになるのだ。南側の放送関係者と歌手も大挙参加し、南北放送交流がさらに促進されるだろうと期待されている。現代牙山と北側のアジア太平洋平和委員会は、ピョンヤンの鄭周永体育館の竣(しゅん)工式に南側のバスケット選手団と参観団など一千余人を京義線の臨時道路を通って行き来させる計画を推進中だ。政府も、海路と航空路が開かれている状況で陸路も開かなければならないとの方針であり、積極的に進める立場だ。

 南北の協力・交流は九月も活発に行われる。済州島で開かれる「統一民族平和体育祝典」は民間レベルの南北初の文化・体育総合行事で、その意味は大きい。農民の交流は、南側の農民連帯と北側の朝鮮農業勤労者同盟の主催で南北農民連帯会議が開かれる予定だ。南北農民統一行事で申請地域の農家を南側の農民が訪問し、村単位で南北の農民が直接会い、文化行事を行うことも検討しているという。文化・芸術家ら約二百五十人も北朝鮮を訪問し、文化公演と統一のための南北文化交流セミナーを行うことで原則合意した。

 十月には、青年学生ら三百人が自転車で軍事境界線を越えて金剛山で青年学生大会を開くことを、南北が検討中である。労働部門は「南北労働者統一サッカー大会」「南北労働者白頭山共同登山」「産別・地域別交流協力事業」を行うという。

 各界で活発になっている南北の協力・交流は、「わが民族同士で」との六・一五共同宣言の精神の具現にほかならない。このような活発な和解と交流努力こそ、朝鮮半島での戦争を防止し、平和を守り、統一の道をさらに広げていくものだ。南北がともに助け合い、全同胞が力を合わせれば、どのような外勢もわが民族をむやみにちょう笑することはできない。自主と団結は平和と統一の道であり、隷属と分裂は民族がともに滅ぶ道である。


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