民族時報 第1011号(03.07.11)


【記事2】

    第7回離散家族再開事業 金剛山で感激の涙

 南北に離ればなれになっている離散家族の七回目の再会が六月末、金剛山で行われ、親子、夫婦、兄弟の離散家族は五十数年ぶりに抱きあい感激の涙を流した。

 二十七日から二十九日まで、南側の家族百人と北側の家族二百十七人が金剛山の金正淑休養所で再会した。南側家族のうちの最高齢者で車イスに乗るオ・スンドクさん(百二歳)は、北にいる娘鄭ワンオクさん(五十六歳)の手をさすりながら、ただ泣くだけだった。娘が「オモニ、つめの傷をおぼえている」と聞くと、オさんは「おまえがワンオクか」とさらに泣き声をあげた。

 別れの三日目、家族らは互いの住所を確認しながら「統一するまで生きていて。そしていっしょに暮らそう」と語り合い、いつまでも別れを惜しんだ。

 三十日から二日までは、北側の家族百人と南側の家族四百七十二人が金剛山の温井閣で再会した。朝鮮戦争で行方不明になった夫を待って五十二年間、子どももなく一人で生きてきた南の郭ホイムさん(七十三歳)は、夢に見た北に住む夫の李ギュテさん(七十六歳)に会い、「生きていてくれてありがとう」と涙ながらに繰り返した。

 家族らは二日、再会を約束しあって別れた。

 朝鮮半島の緊張が激化しているなかで行われた再会事業だが、民族が一つであることを確認し合ったうえ、緊張緩和に役だったとの評価が高い。次回は中秋(九月中旬)に行われる。家族が高齢化しており、規模と回数を増やすべきとの意見が強い。


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