民族時報 第1011号(03.07.11)


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    開城工業団地 南北関係者で着工式

 「南北が共同繁栄の時代に」  南側の技術と資本・北側の安い賃金と優秀な労働力の結合

 南側の技術と資本、北側の低廉な賃金と優秀な労働力の結合で「南北が共同繁栄する時代」――六月三十日、北側の開城直轄市板門郡平和里の第一段階事業地区で行われた開城工業地区(開城工業団地)の着工式は、このような期待のうちに進んだ。二〇〇〇年の六・一五共同宣言発表直後の八月、鄭夢憲・現代会長(当時)と金正日国防委員長との間で工団建設に合意して以来、ようやく着工式にこぎ着けた。

 着工式で、北側の崔賢具・中央特区開発指導総局副総局長は「開城工団着工式は、どのように困難な情勢でも六・一五共同宣言が生み出した意義深い結実」だとし、「北南の共同繁栄」を強調した。

 鄭夢憲・現代牙山理事会会長は記念あいさつで「多くの開城市民の歓待を受けながら、八九年に鄭周永・故現代名誉会長が訪北して以来、十五年目に着工式を持つことができた」と感慨深く振り返った。

 金潤圭・現代牙山社長は経過報告で「第一段階で百万坪の着工式を行うことは、開城特区二千万坪の本格的な建設を意味する信号弾」だとし、「南側の技術と資本、北側の低廉な賃金と優秀な労働力を結合して、世界的な競争力を持った輸出工団をつくる」と強調した。

 開城工団は南北和解と協力の新たな時代を開くという意味がある。分断後、初めて南北の陸路が連結され、南側の企業が北側の労働者を雇用して生産された商品が行き来することになる

 この日、着工式には南側の韓国土地公社と現代牙山の関係者百二十人、北側事業者の朝鮮アジア太平洋平和委員会と民族経済協力連合会の関係者二百人が参加した。

着工現場は軍事境界線から五キロ離れたところにあり、京義線鉄道と道路を挟み、低い丘陵で囲まれている。

 着工式後、臨時事務所の設置、測量・土質調査、開発計画と基本設計の段階を踏んで、実質工事に入るのは来年四月ごろになる。総工費は二千二百億ウォンを予想しており、二○○七年までに繊維、衣類、電気、電子など三百余の業体を誘致する予定だ。

 二十八日には、北側が開城工団と金剛山の二か所の「開発規定」と「企業創設運営規定」を発表し、南北経済協力の発展に拍車をかけている。北の発表を見ると、開城工団は「軽工業・先端技術産業団地」にして下部構造建設、軽工業、先端科学技術部門の企業を誘致し、金剛山は「観光・情報技術(IT)産業団地」として育成する。


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