【トップ記事】韓統連など、生野区内をパレード

   済州4・3抗争60周年 精神継承し自主統一へ

 韓統連(金政夫議長)、韓青(文世賢委員長)、民主女性会(金知栄会長)、学生協(辛尚美会長)は六日、大阪市内の生野区民センターで「済州四・三から六・一五共同宣言、真の解放・統一へ 在日同胞社会の和合を促進し、祖国の自主的平和統一を実現しよう! 済州島四・三民衆抗争六十周年の集い」を開いた。集いには会員と地域の在日同胞、日本市民ら多数が参加した。参加者らは民衆抗争の英霊、犠牲者にこたえ、在日同胞社会の和合を促進し、日本政府の誤った朝鮮半島政策を是正させて自主的平和統一を実現するために、同胞同士の団結と韓日連帯を強めていくことを確認したあと、生野区内をパレードした。

 「済州四・三」の英霊と犠牲者への黙とう、追悼詩の朗読とピアノ演奏に続いて韓統連の金政夫議長が主催者あいさつした。金議長は、済州島四・三民衆抗争(以下、済州四・三)と歴史的に関係の深い大阪生野地域で六十周年の集いを開いていることを指摘しながら、「米国による単独選挙の強行に反対し、親日勢力の暴力とテロに抵抗して立ちあがった済州島民衆の闘いは、分断に反対し、祖国の真の解放、統一祖国の実現を求めた民族的な大義の闘いだった」と、その歴史的な評価を明らかにした。

 金議長は、「済州四・三は、南北に政府が発足する以前に、分断に反対して統一祖国の建国を求めた闘いであり、どちらか一方だけを『国家』として認め、一方に反対したのではない」と明らかにし、「済州四・三の六十周年は、そのまま祖国分断六十年の恥辱の歳月に重なる。国家の正当性や体制の優位を、分断六十年の現実の前に主張することはできない」と指摘し、米大統領だったリンカーンが引用した聖書の言葉である「わかれて争う家は立つことができない」を紹介しながら、「わたしたちは、今こそ六十年前に済州島の人びとが立ちあがり、真の解放と自主統一を求めた精神に立脚して、在日同胞社会の和合を促進し、日本政府の誤った朝鮮半島政策を是正させるために同胞同士の団結、韓日民衆の連帯を強め、六・一五と十・四共同宣言に基づく祖国の自主的平和統一を実現しよう」と訴えた。

 続いて、六・一五共同宣言実践民族共同委員会の共同委員長である郭東儀・韓統連常任顧問が民族の団結を強く訴えるあいさつをした。また、「四・三事件を考える会」の呉光現氏、在日韓国良心囚同友会の尹正憲氏、日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪共同代表の有元幹明氏が連帯あいさつした。

 「済州四・三」の真相と意義を映像とナレーションで表現した「四・三から六・一五へ」の上映に続いて、韓統連と韓青の代表十人が参加した済州島での「六十周年済州四・三事件犠牲者慰霊祭」と現地での遺跡地巡礼などに関する特別報告を、李鐵・韓統連大阪本部代表委員が行った。

 韓青京都府本部盟員によるサムルノリ、韓青盟員らによる文化公演「『四・三』から統一へ」が上演された。フィナーレの「京義線に乗って」に合わせた力強い律動は、統一への熱い思いを伝えた。集いの最後に参加者全員で「われらの願いは統一」を合唱した。

 集いを終えた参加者らは、会場から鶴橋駅近くまで、「四・三精神の継承」「四・三特別法の廃止反対」「在日同胞社会の和合」「日本政府の朝鮮半島政策の是正」「祖国の自主的平和統一の実現」を訴えてパレードした。


 

[HOME] [MENU]