【資料】南北首脳の2宣言固守は、同胞の要求であり希望

      6・15海外委員会、李政権に対する声明

 今、海外同胞は、李明博新政権が全同胞の切迫した願いである祖国の統一と民族の平和繁栄のために、はたしてどのような姿勢と立場をとるのか、大きな関心を持って鋭意注視している。

 民族の熱い統一熱望と英知が反映された六・一五共同宣言と十・四宣言を民族の財産とし、継承、発展させていくことに、民意と民族の意思があると確信する。

 しかし、新政権出帆から一か月もたたないうちに、祖国の南側で繰り広げられたことを見ると、憂慮の念を一層深めざるをえない。

 統一部長官の任命をめぐる混乱だけでなく、北に対する侵攻を仮想した韓米合同軍事演習である「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」演習の強行、「国保法」違反をもちだした統一運動勢力に対する弾圧と逮捕拘束が相次いでいる。さらには詩集発行を記念する南側の作家らと交流するため在日同胞作家が訪韓しようとしたが、国情院の調査方針によって霧散した。この間、国際舞台においても、人権問題を持ち出して北を冒とくし、南北が民族的に対決する状況までつくりだした。

 こうした行為は、六・一五、十・四宣言精神に背くだけでなく、自主統一、平和繁栄に向かう民族史の流れを、不信と対決の時代へと逆行させるものであり、公安政局が再び息を吹き返すのではないかと懸念する。これらが、六・一五共同宣言と十・四宣言に対する新政権の立場であり、「相互主義」の実体ではないのかと憂慮される。

 李明博大統領は、「南北の和解をそこなうとか、そういう考えはまったくなく、さらに南北が和解し、和合することを望んでいる」と強調した。しかし、これまでの行動は、発言とは正反対のものだった。

 われわれは、新政府が和解と和合の道に向かおうとするのか、対決の道へと進もうとするのか、皆目見当がつかない。

 幻惑は、混乱を呼び起こす。弱肉強食の嵐が吹き荒れている今、われわれが堅持すべき姿勢は、一にも二にも民族重視の立場を堅持し、六・一五、十・四宣言を祖国統一と民族の共同繁栄の大綱にし、その実践に全力を尽くすことだ。

 十・四宣言の実践なくして、南北関係の発展と祖国の強固な平和、民族共同の繁栄を期待することはできない。

 われわれは、李明博政権が六・一五共同宣言と十・四宣言の実践の先頭に立つことで、国内外同胞の危ぐをぬぐい、自主統一と民族の共同繁栄の時代を輝かせてくれるよう切に願う。

 二〇〇八年三月十三日

 六・一五共同宣言実践海外側委員会


 

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