【資料】   南北関係解くカギは6・15と10・4宣言

 郭東儀・六・一五共同委員会共同委員長

 韓国のインターネット新聞「統一ニュース」は創刊八周年企画として、六・一五共同宣言実践民族共同委員会(六・一五共同委員会)の白楽晴(十月三十日付)、郭東儀(一日付)・共同委員長との書面インタビューを掲載した。郭共同委員長のインタビューを転載する。

 「現在最も重要なことは、六・一五共同宣言と十・四宣言を擁護し、履行を促していくことです」

 「統一ニュース」創刊八周年記念、六・一五民族共同委員会共同委員長の連続書面インタビューで、郭東儀・共同委員長は「南北関係を解くカギは、六・一五共同宣言と十・四宣言を尊重して継承していくことにある」として、このような立場を明らかにした。

 六・一五海外側委員会の共同委員長である郭共同委員長は、「共同宣言を無視し、踏みにじるのは、民族の和解と団結をこわし、統一を否定することにほかならない」として、「これをだまって見ていてはならない。統一の旗を高く掲げて、六・一五共同宣言と十・四宣言を継承・履行しようという世論を高めていかなければならない」とくり返し強調した。

 郭共同委員長は「十・四宣言の一周年記念行事が各地域で実情に合わせて行われている」として、「海外、特に日本地域では、『統一マダン』『報告会』『十・四宣言一周年記念の集い――統一・平和・和解』『統一討論会』など、多様な形態で開催された」と明らかにし、「これら行事を通じて、同胞の和合がより一層広く深くなり、六・一五共同宣言と十・四宣言への支持がさらに高まった」とつけ加えた。

 李明博政権に対しては、批判の声を強めた。「李政権の対北朝鮮対決政策は、南北関係を停滞させただけでなく、南側に公安政局をつくって正当な民生・民主運動さえも弾圧し、朝鮮半島の平和を脅かす危険千万なもの」としながら、「対北対決政策に反対するとともに、公安政局と軍事演習に反対して、民主主義と平和を守る運動を積極的に展開して、局面を転換させなければならない」と主張した。

 また、「統一愛国勢力は、広範な各界各層と固く連帯・連合して、李政権が六・一五共同宣言を尊重する立場へ旋回するよう、強い圧力を加えていかなければならない」と提言した。

 特に「朝米関係が改善の方向に進んでいるにもかかわらず、南北関係が悪化の一途をたどっているのは、李政権の対北政策が国際的な流れに逆らっていることを示すものだ」としながら、「手遅れになる前に、そして悲劇的な事態を招く前に大胆な政策転換をすべきだと」と明らかにした。

郭共同委員長は「米国が北朝鮮に対する『テロ支援国』指定を解除したことは歓迎すべきことだ」としながら、「これを契機に朝米間の敵対関係を清算して、国交正常化の道に進むことを願う」との立場を明らかにした。

 以下は、郭共同委員長の書面インタビューの全文だ。

「六・一五共同宣言、十・四宣言を履行する世論を高めていこう」

 統一ニュース発刊八周年を心からお祝い申しあげます。今後も統一愛国の筆鋒を高く掲げて、六・一五時代を輝かせていくために、継続して先進的な役割をはたしてくれるよう期待します。

 六・一五民族共同委員会は過去三年間、全民族的な連帯組織としての地位を確固としながら、南北間の不信と敵対感情の解消につとめ、和解と交流を積極的に追求して、連帯と団結を強化し、自主統一の機運を高めることに大きく貢献したと思います。

 六・一五共同宣言八周年記念民族統一大会の開催地が、李政権の非協力的な態度でソウルから金剛山に変更されたのは遺憾なことでした。そのような曲折があったにもかかわらず、金剛山での六・一五民族統一大会で、南北海外の三者は、「情勢が変わり環境が変わっても六・一五共同宣言と十・四宣言を最後まで固守し、『わが民族同士』で力を合わせて、民族の平和と統一をなし遂げていく」ことを再確認し、それを共同決議文に盛り込んで発表したことは、現情勢に照らしてみても意味が大きいと考えます。

 十・四宣言一周年記念行事が、各地域で実情に合わせて開催されています。海外、特に日本地域では、「統一マダン」「報告会」「十・四宣言一周年記念の集い――統一・平和・和解」「統一討論会」など、多様な形態で開催されました。これらの行事を通じて、同胞の和合がより一層広くなり、六・一五共同宣言と十・四宣言への支持が高まりました。

 現在最も重要なことは、六・一五共同宣言と十・四宣言を擁護して、その履行を促していくことです。

 南北関係を解くカギは、六・一五共同宣言と十・四宣言を尊重して継承していくことにあります。

 共同宣言を無視して踏みにじるのは、民族の和解と団結を破壊して統一を否定することにほかなりません。これを傍観していてはなりません。統一の旗を高く掲げて、六・一五共同宣言と十・四宣言を継承・履行しようという世論を高めていかなければなりません。

 李政権は、時代錯誤的な反北対決政策をただちに放棄し、六・一五共同宣言と十・四宣言を認定して履行する意志を明確にしなければなりません。このために統一・愛国勢力は、広範な各界各層と固く連帯・連合して、李政権が六・一五共同宣言を尊重する立場に立ち返るよう、強く圧力を加えていかなければならないでしょう。

 李政権の対北対決政策は、南北関係の停滞だけでなく公安政局をもたらし、正当な民生・民主運動までも弾圧し、朝鮮半島の平和を脅かす危険千万な政策です。民主主義と平和なくして自主的平和統一は望めません。対北対決政策に反対するとともに、公安政局と軍事演習に反対して、民主主義と平和を守る運動を積極的に行って、局面を転換させなければなりません。

 米国が北朝鮮に対する「テロ支援国」指定を解除したことは、歓迎すべきことです。これを契機に、朝米間の敵対関係を清算して、国交正常化に進むよう願います。

 朝米関係は改善の方向に進んでいるにもかかわらず、李政権の対北政策は国際的な流れに逆らっています。このままでは、李政権はますます窮地に陥ることになるでしょう。いまからでも遅くありません。悲劇的事態を招く前に、大胆な政策転換をすべきです。


 

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